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Friday, July 22, 2022

135億年前の銀河か ウェッブ宇宙望遠鏡 - DG Lab Haus

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測した、最も遠いところにある銀河「GLASS-z13」とみられる画像。デンマーク・コペンハーゲン大学ニールス・ボーア研究所提供)。(c)AFP PHOTO / Gabriel Brammer / Cosmic Dawn Center / Niels Bohr Institute / University of Copenhagen

【AFP=時事】ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)が捉えた画像に写っている銀河は、135億年前のものかもしれない──。米航空宇宙局(NASA)が一連の画像を公開して1週間後の19日、データを分析した研究者がAFPに明らかにした。

 ハーバード大学天体物理学センター(Harvard Center for Astrophysics)のローハン・ナイドゥ(Rohan Naidu)氏はAFPに、「GLASS-z13と呼ばれる銀河は、ビッグバン(Big Bang)から3億年後のもので、これまでに確認されている銀河よりおよそ1億年古いとみられる」と話した。

「私たちが目にしているのは、人類が見た中で最も遠いところから届いた星々の光である可能性がある」

 GLASS-z13は宇宙誕生の初期に存在したが、正確なことは分かっていない。138億年前のビッグバンの後、3億年ほどの間に形成された可能性があるとされる。現在観測できる最も初期の宇宙は、ビッグバンから約3億3000万年後のもの。

 GLASS-z13は、ウェッブ宇宙望遠鏡に搭載されている赤外線観測機能「NIRcam」で観測された。赤外線を可視スペクトルに変換すると、「ディープフィールド」と呼ばれる深宇宙領域を捉えた画像の一部に赤い固まりがあり、中央部分が白く写っていた。

 ナイドゥ氏が加わっている世界中の天文学者25人から成る研究チームは、今回の調査結果を査読前論文として科学雑誌に投稿。すでに世界中の天文学界で話題になっている。

 ナイドゥ氏は、別の天文学者チームも同じデータから同様の結論に至っているとして、「今回の発見に自信を持っている」と話した。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件

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