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Monday, March 11, 2024

小惑星「ベンヌ」、生命に不可欠な炭素や水の成分…「米国版はやぶさ」持ち帰った石・砂の分析本格化 - 読売新聞オンライン

 【ワシントン=冨山優介】米航空宇宙局(NASA)は、米国版「はやぶさ」とも呼ばれる探査機オシリス・レックスが、小惑星ベンヌから持ち帰った試料の分析を本格化させる。砂や石の試料は目標の倍の計121・6グラムに上り、日本を含む世界の研究者にも配布して生命の起源解明などに挑む。

 オシリス・レックスは2020年にベンヌに着陸し、砂や石を採取した。23年9月には、試料の入ったカプセルを米ユタ州の砂漠地帯へ投下し、小惑星から試料を持ち帰る「サンプルリターン」に成功。日本の探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」に続く、世界3例目の快挙を達成した。

 NASAによる試料の初期分析では、生命の材料となる有機物に欠かせない炭素や水の成分が含まれていることがわかった。NASAは、試料の一部を宇宙航空研究開発機構(JAXA)やカナダ宇宙庁などへ配布し、世界の研究者200人以上が研究に活用する。

 米国チームに参加し、生命の遺伝情報を伝えるRNAを構成する有機物「糖」の分析を担う古川善博・東北大准教授(地球宇宙化学)は「多くの試料を回収できて喜ばしい。糖がどれだけ含まれるかをこれから明らかにしたい」と意気込んだ。

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