静岡県で先月新たに発見された彗星「西村彗星」が、今月中旬にかけて太陽に接近し明るさを増している。新潟県上越市でも板倉区在住の会社員でアマチュアカメラマンの山田秀一さん(49)が2023年9月2日、撮影に成功。8日頃までは夜明け前の低空で、望遠鏡などでその姿を観察できるかもしれない。
西村彗星は、8月13日に静岡県掛川市のアマチュア天文家、西村栄男さんが発見した。国立天文台によると、発見時の西村彗星の明るさは10・4等と暗かったが、9月中旬にかけて太陽に接近するにつれ明るくなる見込み。約5等の明るさとなる8日頃までは、日の出1時間ほど前のわずかな時間に、望遠鏡や双眼鏡での観察やカメラでの撮影ができる可能性があるという。最も明るくなるのは14日から19日頃までだが、この時期は夕方の超低空に見えるため、望遠鏡などを使っても観察するのは難しいとされている。
上越市牧区大月の棚田で撮影に挑んだ山田さんは、2日午前3時25分に東の空で緑色に光る彗星を捉えた。この日は棚田と朝日の撮影が目的で西村彗星は別日に撮影予定だったが、ちょうど彗星が見える時間だったため、スマートフォンアプリで位置を確認しながら30〜40分かけて撮影に成功したという。山田さんは「新彗星が発見されたと知ってから、ワクワクして彗星の位置や撮影場所を日々調べていた。まさか撮れるとは思っていなくて、カメラ仲間と『やったー!』と叫んだ」と当時の興奮を語っていた。
西村彗星の見え方など詳細は国立天文台ホームページで確認できる。
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