Googleは2月16日、古いノートPCやMacにインストールし、Chromebookとして利用可能にする「Chrome OS Flex」の早期アクセスをリリースしました。登録は必要ですが、誰でも無料で利用可能です。
Chrome OS Flexは、Googleが2020年に買収したNeverwareのCloudReadyをベースにしたもの。Chromium OSのカスタムOSであるCloudReadyは、Chrome OSのアップデート後に独自にアップデートの配信が必要でしたが、Chrome OS FlexはChrome OSのアップデートに合わせてGoogleから直接更新が配信されます。
ただし、Chrome OSと完全に同じものというわけでもありません。たとえば、Chrome OSデバイスでは、BIOSやUEFIも自動更新されますが、Chrome OS Flexでは各デバイスOEMに委ねられています。また、Google PlayやAndroidアプリがサポートされないのもChrome OSとの違いです。
また、GoogleはChrome OS Flex認定モデルのリストも用意しています。認定モデル以外でもChrome OS Flexはインストールできますが、認定モデルではマイクやネットワーク、タッチパッド等、いくつかの機能の動作が保証されるとのことです。
なお、Chrome OS Flexは企業や組織向けのChrome Enterprise内で公開されており、Googleとしては個人というよりも企業や教育機関向けを意識しているようです。WindowsやMacの動作には耐えない古いPCにもインストールでき、管理者により一括管理も可能なChrome OSは、コスト削減などにも有用かもしれません。
現在、Chrome OS Flexは早期アクセスで提供されており、ベースとなっているCloudReadyも継続して利用できます。ただし、今後Chrome OS Flexが正式リリースされる場合には、CloudReadyデバイスをChrome OS Flexに自動更新するとしています。
Source: Google
からの記事と詳細 ( Google、古いノートPCをChromebookに変える「Chrome OS Flex」発表 - Engadget日本版 )
https://ift.tt/Lv8qtzs
科学&テクノロジー
No comments:
Post a Comment