2021年夏の移籍マーケットが閉幕し、ヨーロッパ主要クラブの陣容が固まった。その後、各チームが数試合を消化。DAZNニュースではこのタイミングでプレミアリーグ（イングランド）とラ・リーガ（スペイン）にフォーカスし、各クラブの基本情報や注目選手を紹介する。今回取り上げるのは日本時間23日5時キックオフ予定のラ・リーガ第6節、ビジャレアル戦に臨むエルチェだ。
チーム情報
2014－15シーズンに財政難の影響で2部降格。そこから3部まで沈んでいたが、1部復帰シーズンとなった昨季に17位でギリギリの残留を果たしたことはクラブの本当の再建を象徴する出来事となった。レジェンドFWニノが40歳だった2021年6月7日に引退を発表したチームは、新たな時代へと向かっている。 迎えた今シーズンに向けては、レンタルで加わっていたFWルーカス・ボイェ、DFヨハン・モヒカらが完全移籍に移行したほか、FWルーカス・ペレスがフリー加入。新守護神候補としてレアル・マドリード育ちのGK、キコ・カシージャをリーズからのレンタルで迎えた。 さらに移籍市場の閉幕後、9月5日にはローマとの契約を解除し、フリーの立場だったMFハビエル・パストーレと1年契約。大物獲りに成功した。 特に守備面の強化を行ったエルチェが見据える目標は、やはり残留となる。3－5－2の布陣をベースにしてハードワークでスペースを狭めてカウンター。決して規模の大きくないクラブであるカディスやヘタフェが健闘できることを示してきたスタイルに倣い、時間をかけて成功していく方針をとっている。
注目選手：FW ルーカス・ペレス
数々のクラブを渡り歩き、2016年夏から18年夏にかけてはアーセナルにも在籍したストライカーだ。 デポルティーボでプレーしていた2015ー16シーズンにはラ・リーガ36試合で17ゴール10アシストという成績を残し、「スペイン版ヴァーディ」とも称された。快足を武器にカウンタースタイルで最大限に力を発揮することができるため、エルチェにとっては欠かせない存在となりそうだ。
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