アラブ首長国連邦(UAE)が宇宙開発計画を加速させている。中東諸国で初めて火星探査を開始。2024年までの月面着陸や、約100年後の火星移住など大胆な目標を次々に打ち出している。石油やガスの天然資源に依存した経済から脱却し、科学技術立国を目指す国家戦略だ。
UAEは14年に宇宙庁を創設し、世界的な開発競争に本格参入した。豊富な資金力を武器に米国などと連携。今回、火星軌道入りを果たした探査機「HOPE」の打ち上げも、構想からわずか6年で実現させた。
背景には、原油需要の低迷と将来的な資源枯渇への危機感がある。多くの産油国が直面している課題に、産業の転換と多角化で対応しようとしている。新産業の軸が宇宙開発で、雇用創出への期待も大きい。
ロイター通信によると、今回の火星探査には約2億ドル(約210億円)の予算が充てられた。(共同)
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