冷凍庫の中に体育座りの遺体が
「押し入れの中から人の頭のようなものが見えた」 葛飾区新宿の都営アパートから110番通報が入ったのは1月27日午後2時すぎ。清掃業者が、住民の転居で空室となった部屋の片付けをしていた時のことだった。駆けつけた警察官が6畳の和室の押し入れを覗くと、縦70㎝、横70㎝、奥行き50㎝の冷凍庫を見つけた。当時の状況を捜査関係者が語る。 「冷凍庫の形状は浴槽の縮小版のようなイメージで、そこに天板がついている感じだ。その冷凍庫の中に、体育座りのような体勢にさせられた遺体が入っていた。冷凍庫の電源は入ったままで、遺体は腐敗が進んでいたものの、下半身は凍った状態だった」 目立った外傷はなく、見つかった遺体の司法解剖を行っても、亡くなった時期や原因は分からなかった。
家賃滞納で1月中旬に引っ越したばかり
その後の捜査で、この部屋の住人は家賃滞納を理由に立ち退きを求められ、1月中旬に自主的に引っ越したばかりだと判明した。吉野容疑者と、生きていれば71歳になっている母親の一枝さんが2人で暮らしていたとされ、警視庁は吉野容疑者が母親の遺体を放置したとみて彼女の行方を追った。室内には冷凍庫のほかにも家財道具が残っており、吉野容疑者は「処分していい」と清掃業者に伝えていた。 吉野容疑者は業者に「引っ越し先がないので茨城に行く」とも告げていたという。しかし、警視庁が彼女の足取りを追うと、実際には千葉市内の「アパホテル」に1人で宿泊していることが分かり、1月29日に身柄を確保された。逮捕された吉野容疑者は、遺体を遺棄した経緯について、次のように説明したという。
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