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Saturday, December 12, 2020

栗原陵矢語る「来季が本当の勝負」 - 福井新聞

福井新聞インタビュー、プロ野球ソフトバンク

2020年12月13日 午前11時15分
3試合ぶりに出場した楽天戦で勝ち越し本塁打を放ち、ヒーローインタビューを終えファンの拍手に応えるソフトバンクの栗原陵矢選手=9月29日、楽天生命パーク

3試合ぶりに出場した楽天戦で勝ち越し本塁打を放ち、ヒーローインタビューを終えファンの拍手に応えるソフトバンクの栗原陵矢選手=9月29日、楽天生命パーク

 プロ野球の日本シリーズで最高殊勲選手(MVP)に輝くなど飛躍のシーズンを終えたソフトバンクの栗原陵矢選手(24)=福井市出身、旧春江工業高校卒業=が12月12日、福井新聞の電話インタビューに応じた。プロ6年目で初の開幕スタメンを勝ち取り、レギュラーシーズンで118試合に出た今季を「納得していない」と厳しく総括する。打率3割、全試合出場を目標に「来季が本当の勝負だ」と見据えた。

 -開幕戦の延長十回にサヨナラ打を放ち、好成績を維持した。107安打、17本塁打、73打点は柳田悠岐選手に次いでチーム2位。要因は。

 「構えるタイミングを早めに取り、体の内側からバットを出すようにした。(中村)晃さんに師事した自主トレの成果」

 「ただ、打率2割4分3厘では納得できない。打てない状態から立ち直れない時期もあった。反省が多い」

 -巨人との日本シリーズ第1戦でエース菅野智之投手に先制2ラン、2点適時二塁打を浴びせ4連覇の流れをつくった。菅野投手は3年目のプロ初打席で二ゴロに打ち取られた相手。

 「当時は緊張で何もできなかった。今回はチームとして勝つという強い気持ちを持ち、萎縮しなかった」

 -印象に残る打席は。

 「(9月29日の楽天戦で)則本(昂大)投手からの本塁打。スタメン落ちして3試合ぶりの復帰で、何とかしないと、という中での一発。あれは大きかった」

 「落ち込むたびに先輩たちが気持ちを引き上げてくれた。長谷川(勇也)さんには『球を選べ。自分の打てる所を打て』と教わった。『個人の感情をグラウンドに持ち込むな。出られない選手もいる』という川島(慶三)さんの言葉も響いた。かわいがってもらっている」

 -同級生や恩師、福井のファンが活躍に元気をもらっている。来季の抱負は。

 「(本職は捕手だが)今は守備位置にこだわりはない。成績を残しチームに貢献したい。温かい応援が力になる。年末には帰省して、お世話になった皆さんに顔を見せられたら」

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