●そもそも「USB Type-C」とは
USB Type-Cとは、2014年夏に「USB 3.0 Promoter Group」によって規格化された「USB」におけるコネクタ形状の規格の一つです。Appleの公式サイトなどでは「USB-C」のように略記されることもありますが、これも同義です。
USB Type-Cのコネクタ端子は、上下の向きを気にせずに抜き差しできる構造になっており、着脱時の取り回しの良さが特徴。2023年現在では、PCやスマートフォンなど、多くの機器で採用されています。なお、一般に「USB Type-C」という言葉を使う場合、それはあくまで“コネクタの形状”を指しています。
一方で、“中身の仕様”であるデータ通信規格としてのUSBは、とても複雑です。特に、USB 3.x以降の世代は、規格名称が複雑怪奇ですし、インテル社が開発した高速データ転送規格である「Thunderbolt」も混ざってきて(※Type-C対応はThunderbolt 3以降)、わかりづらさに拍車をかけます。今回は割愛しますが、さらに言えば、給電規格として「USB Power Delivery」などの仕様も絡んできます。
つまり、同じ「USB Type-Cのコネクタ」が備わっている機器であっても、そのコネクタが「最大何Gbpsでデータを転送できるのか」「外部モニターへの画面拡張にも利用できるのか」「最大何Wで給電が行えるのか」といった中身については、仕様表をしっかり読み込まなければ判断できません。例えば、最大転送速度については、以下の通りです。
<規格名:最大転送速度>
・USB 2.0:480Mbps
・USB 3.1 Gen 1:5Gbps
・USB 3.1 Gen 2:10Gbps
・USB 3.2 Gen 1:5Gbps
・USB 3.2 Gen 2:10Gbps
・USB 3.2 Gen 2 x2:20Gbps
・USB4 Gen 2 x2:20Gbps
・USB4 Gen 3 x2:40Gbps
・Thunderbolt 3:40Gbps
・Thunderbolt 4:40Gbps
からの記事と詳細 ( 新型iPhoneについに搭載!? 「USB Type-C」コネクタってそもそも何?“アップル祭り”直前に知っておきたい基礎知識 - VAGUE )
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