6月17日午後、カンテレ『ウラマヨ!』で、梅雨の時期に負担を感じやすい家事「洗濯」の悩みを解決するスペシャリストが出演。部屋干しによる生乾き臭やカビの発生、さらには干す場所や乾燥時間などジメジメした様々な悩みをカラっと解決しました。
登場したのは、著書『間違いだらけの洗濯術』が8万部を超える大ヒット中のスペシャリスト兄弟“洗濯ブラザーズ”の次男・茂木康之さん。東京都世田谷区でクリーニング店「LIVRER MISHUKU」を営みながら、経験と知識に裏付けられた確かな洗濯術を世に発信しています。
「梅雨の悩みを撃退 洗濯の裏技SP」と題した番組の中で、茂木さんは「洗濯物の9割は自宅で洗うことができます」と強調し、禁断のおうち洗濯術を公開。乾きにくい梅雨に起こりがちな“生乾き臭”を撃退する3つの裏技を紹介しました。
まず1つ目が「服は脱いでから24時間以内に洗濯を!できない場合は洗濯前干し」。茂木さんは生乾き臭の発生について「例えば、洗濯物を洗濯機に保管すると、洗濯槽からモラクセラ菌という菌がいっぱい出てきまして、それが臭いの原因になります」と説明した上で、「洗うまでに時間が経過するのであれば、“洗濯前部屋干し”という形で、まず一旦干してから洗ってあげるとよいです」と推奨。
これに対してMCのブラックマヨネーズ・吉田さんが「前干しって言っても、脱いだ服って乾いてますよね?」と尋ねると「汗をかいてしまったとか雨に濡れてしまったとかですね。僕らはコンサート衣装をクリーニングするんですけど、その時も一旦乾かしてから洗濯をします」と答え、一度しっかり乾燥させることで臭いを減らせると解説しました。
2つ目は臭いの原因・モラクセラ菌の大好物“皮脂汚れ”を取り除く裏技「プレウォッシュ」。これは洗濯前の予洗いのことで、弱アルカリ性の洗濯洗剤と水道水を1:1で混ぜ合わせたプレウォッシュ液をつくり、皮脂汚れに直接噴霧します。15分ほど置いておくだけで汚れが浮き上がり、あとは洗濯機で洗濯するだけでOKです。
このプレウォッシュ液は万能に使えるそうで、茂木さんは「ケチャップとかボールペンとか、ありとあらゆる汚れがついても、熱がかからなければ落ちやすいです。熱がかかると定着、つまり染まっちゃうんです」と説明。
さらにペットのおしっこ汚れについても、「臭い=菌なんですね。菌が取れていないと臭いが戻ってきます。それにもプレウォッシュ液が活用できて、10分間浸けておいて浸透させて叩くと、菌が分解されていきます。その後お湯を用意して1時間ほど漬け込み洗いをするだけで、臭いが分解されて綺麗に洗うことができます」と裏技を披露。ちなみにプレウォッシュ液には防腐剤等が入っていないため「使い切り」が基本。1週間位であれば問題ないとのことでした。
最後の3つ目は「干すのは狭い部屋の高い位置に」。この理由について茂木さんは「広い所と狭い所で、湿度が下がるのはどちらが早いかということを考えると、狭い所なんですね。部屋が乾かないと洗濯物に乾きをもたらしてくれないので、まずは狭い部屋を選びます」と語り、“部屋を乾かす”ということの重要性を指摘。
また、高い位置については「湿度というのは下に溜まりやすいので、高い位置の方が、乾きが早いんです。洋服って上から乾いていき、裾の方がいつも乾かないということになります」と理由を明かし、乾きが遅いと臭いの原因となるため早く乾かすことが重要で、そのためには“除湿をかけた上でサーキュレーターの風を当てる”という技が効果的だとオススメしていました。
(関西テレビ6月17日(土)午後1時放送『ウラマヨ!』より)
からの記事と詳細 ( 洗濯槽に洗う物入れておくと『菌』が増殖…洗濯ブラザーズ直伝!梅雨時の“生乾き臭”を撃退する3つの裏技 - ktv.jp )
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