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Thursday, May 4, 2023

テレワーク、出張、エンタメ…シーン別「ノートPC」の最適解【春の買って正解モノ】 - au Webポータル

【春の買って正解モノ】

働き方の多様化が進み、ノートPCはより“モバイル性”が求められつつある。オフィス業務、クリエイティブ作業、オフ時の動画視聴など、シーンごとにどのようなPCが最適か、プロに選び方と最新オススメモデルを教えてもらおう。

*  *  *

昨年末にはインテル第13世代が発表され、2023年もノートPCはどんどん進化し続けている。そういった流れの中で何を基準に選ぶべきか、ITライターの井上晃さんが教えてくれた。

「第13世代搭載モデルが出始めていて、そのパワーはやはり魅力的。ただを選ぶ際は、使用用途を決めることが第一です。簡単な資料作成くらいならハイスペックである必要はありません。逆を言えば、マルチタスクやクリエイティブな作業をする場合は、CPUやGPUなどをしっかりチェックして買いましょう。最近はサイズを維持しながらベゼルを細くして大画面化するのがトレンド。軽量かつ画面が見やすいものが増えてきています」

だがついつい用途を絞りきれず迷ったり、新作が欲しくなるということも多いだろう。

「今後動画編集などやりたいことが出てくる可能性があるなら、想定より高いスペックと大きいストレージを狙う方が良いでしょう。現に僕自身も最近それで後悔しているところです(笑)」

ITライター 井上晃さん
スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器をベースにしながら、最新ガジェット、デジタルサービスなど幅広く網羅するIT系ライター。雑誌やWebメディアなどを中心にレビュー、コラムなどを寄稿

Q. 場所を選ばないワークスタイルに最適なPCは?

A. 軽量・アスペクト比・充電がポイント。持ち運ぶなら重量感とバッテリーについてはマストでチェックを。最近はアスペクト比3:2など縦長に近いものが増えているのでオススメ。A4資料も縦スクロールが少なく見やすいです(井上さん)

■最先端のCPUを搭載した最新14型モバイルノート

パナソニック
「Let's note FV4 CF-FV4KSCCP」(37万8400円~)

最新プロセッサ、縦に広く作業しやすい画面、モバイル通信対応など、高価ですが頑丈で高耐久、ビジネスシーンで全方位に隙のないPCです(井上さん)

第13世代Core i7-1360Pをいち早く採用し、パワフルに進化。Wi-Fi 6Eに対応し4G LTEも選べる。カメラ・スピーカー機能も充実し、多様化する働き方に対応した1台だ。

【SPEC】
OS:Windows 11 Pro 64ビット
CPU:インテル Core i7-1360P 12コア
GPU:インテル Iris Xe グラフィックス
メモリ:32GB
ストレージ:512GB〜2TB(SSD)
ディスプレイ:14インチ(3:2)QHD TFT カラー液晶
バッテリー:最大17時間
サイズ:約W308.6×D235.3×H18.2mm
重量:約1034g/1134g

▲画面への没入感が高いスリムベゼルを採用。3:2比率の液晶なので縦に広く画面が使えるのも見やすくて嬉しい

■テレワークに嬉しい!14型の世界最軽量モデル

富士通クライアントコンピューティング
「FMV LIFEBOOK UH-X/H1」(26万3780円)

軽量化だけでなく、落下や振動など様々な試験もクリアした堅牢性との両立はお見事。Wi-Fi 6Eへの対応も◎(井上さん)

部材の軽量化などにこだわり約689gという軽さを実現し、テレワークユーザーの強い味方に。コンパクトでありながら、画面が広く作業がしやすい。第13世代Coreプロセッサも搭載。

【SPEC】
OS:Windows 11 Pro 64ビット
CPU:インテルCore i7-1355U 10コア
GPU:インテルIris Xe グラフィックス
メモリ:16GB
ストレージ:約512GB(SSD)
ディスプレイ:14インチ(16:10)TFTカラー液晶(ノングレア)
バッテリー:約11時間
サイズ:約W308.8×D209×H17.3mm
重量:約689g

▲従来と比較して17%の画面サイズアップ。縦横比16:10の大画面で余白を可能な限り無くし、画面占有率は93%に

■最大21時間の長時間駆動で出張時も安心

MSI
「Prestige-13 Evo-A12M-1601JP」(24万9800円)

同社製の13.3型モバイルPCとして初めてアンダー1kgを実現。MIL-STD-810Gにも準拠する堅牢さを兼ね備えます(井上さん)

990gと非常に軽く、バッテリー駆動は最大21時間で高いモバイル性を備えている。インテルEvoプラットフォーム準拠、32GBメモリも搭載しマルチタスクを得意とする。Wi-Fi 6Eにも対応。

【SPEC】
OS:Windows 11 Pro
CPU:インテル Core i7-1280P 14コア
GPU:インテル Iris Xe グラフィックス
メモリ:32GB
ストレージ:2TB(SSD)
ディスプレイ:13.3インチ(16:10)WUXGA IPSレベル(ノングレア)
バッテリー:最大21時間(JEITA2.0)
サイズ:約W299×D210×H16.9mm
重量:990g

▲Type-AポートやThunderbolt 4 Type-Cなども充実。画面は180度展開可能で、プレゼンの際にも便利だ

■15万弱でゲットできるパワフルな2in1モバイルPC

Dell
「Inspiron 14 2-in-1ノートパソコン」(14万9980円〜)

プレゼンにも使いやすい2in1です。60分以内に最大80%のバッテリー容量を充電できる「Express Charge」機能も便利(井上さん)

第13世代Coreプロセッサを搭載し、スムーズなタスク処理が可能。画面比率が16:10で見やすく、オーディオもドルビーアトモス対応。仕事はもちろん映像も楽しめるマルチなPCだ。

【SPEC】
OS:Windows 11 Home
CPU:インテル Core i5-1335U
GPU:インテル Iris Xe グラフィックス
メモリ:16GBストレージ:512GB(SSD)
ディスプレイ:14インチ(16:10)FHD+(グレア)
バッテリー:ー
サイズ:約W314×D226.56×H15.54〜18.55mm
重量:1580g

▲スタンド、テント、タブレットにも切り替え可能。オプションのアクティブペンなら、ペアリング不要で自在に描ける

■アクティブに働く人に嬉しい軽さと堅牢性

VAIO
「VAIO SX12」(10万8000円〜)

12.5型ワイドのコンパクトな筐体を採用しているので、携行性重視の選択や、サブモニターの使用を前提とした選択ならば一考の価値あり!(井上さん)

用途や価格に合わせてカスタムできるのが嬉しいモデル。12.5型の持ち運びやすさに加え、最軽量構成時約899gという軽量さ、MIL-STD-810H準拠のタフさで、外回りが多い人にも最適だ。

【SPEC】
OS:Windows 11 Home 64ビット/Windows 11 Pro 64ビット
CPU:インテル Celeron7305 5コア〜インテル Core i7-1260P 12コア
GPU:インテル UHD グラフィックス/インテル Iris Xe グラフィックス
メモリ:8〜32GB
ストレージ:128GB〜2TB(SSD)
ディスプレイ:12.5型ワイド(16:9)FHD(アンチグレア)
バッテリー:最大約26時間
サイズ:約W287.8×D205×H15~17.9mm
重量:約899~950g

▲ボディが薄く、全体的にコンパクトで、片手でも無理なく持ち運べる

Q. ガッツリ動画も画像も編集できるクリエイティブ重視なPCは?

A. 処理性能をチェック!ストレージはケチらずに。チップセットの世代と型番をチェックしましょう。インテルなら第12or13世代、core i5やi7以上がベスト。ストレージはケチらずに1TBにすると後々アプリを入れても安心です(井上さん)

■上位チップ搭載で負荷の高い作業もスムーズに

アップル
「MacBook Pro 14インチ」(28万8800円〜)

職業としてあるいはハイアマチュアのクリエーターとして、処理性能にこだわりたい場合、まず検討したいMacBookです(井上さん)

CPUを「M2 Pro/M2 Max」から選択が可能に。Intelベースの同機とパワーを比べるとM2 Proで11.6倍、M2 Maxで15.9倍もの差が。スタミナも抜群で自由自在にクリエイトできる。※Final Cut ProのProResトランスコードで比較

【SPEC】
OS:macOS Ventura
CPU:M2 Pro 12コア〜
M2 Max 12コア
GPU:Apple M2 Pro 19コア〜
M2 Max 30コア
メモリ:16GB〜
ストレージ:512GB(SSD)〜
ディスプレイ:14.2インチ Liquid Retina XDR
バッテリー:最大18時間の動画再生、最大12時間のワイヤレスネットサーフィン
サイズ:約W312.6×D221.2×H15.5mm
重量:1600g〜

▲macOS Venturaのおかげでより速くスムーズに。写真・動画編集、ソフトウェア開発、音楽制作もこの1台でOK

■映像美と力強さを兼ね備えたクリエイティブPC

GIGABYTE
「AERO 14 OLED BMF-72JPBB4SP」(実勢価格:28万9300円前後)

ディスプレイがDCI-P3を100%カバーする色域の広さを誇りながら、さらにΔE<1という色精度の高さにもこだわったモデル(井上さん)

第13世代インテルCoreプロセッサを搭載。マルチタスクにもスムーズに対応し、独自の冷却技術で高パフォーマンスを維持。スマートな外装でWi-Fi 6Eにも対応し、持ち運びにも最適だ。

【SPEC】
OS:Windows 11 Pro 64ビット
CPU:インテル Core i7-13700H 14コア
GPU:GeForce RTX 4050+インテル Iris Xe グラフィックス
メモリ:16GB
ストレージ:1TB(SSD)
ディスプレイ:14インチ(16:10)QHD+ 有機EL(ノングレア)
バッテリー:最大7.5時間
サイズ:約W311×D220.8×H17mm
重量1490g

▲最大3画面への4K映像出力にも対応。大きなディスプレイで創作物の色味を確認したい場合に非常に助かる

Q. サブスク視聴やゲームなどエンタメ重視のPCが欲しい!

A. ディスプレイに力を入れたモデルを選ぶべし! 映像が綺麗に映る有機ELディスプレイが理想的。さらに色をリアルに表現するためにはHDR対応、かつコントラスト比が高いものがオススメ。公式サイトのスペック欄を見てみましょう!(井上さん)

■シリーズ初の有機EL採用豊かな映像表現を楽しむ1台

LGエレクトロニクス
「LG gram Style(14インチ)」(実勢価格:29万円前後〜)

決して安価な選択肢ではないですが、ディスプレイ重視かつ他の用途にも対応しやすい最新モデルとしてオススメ(井上さん)

薄型軽量でモバイル性が高く、インテルCore i7-1360Pも搭載というハイスペック。色域はDCI-P3を100%カバーし、応答速度も0.2msと早いのも◎。同時に16インチも発売される。

【SPEC】
OS:Windows 11 Home 64ビット
CPU:インテルCore i7-1360P
GPU:インテルIris Xe グラフィックス
メモリ:16GB
ストレージ:518GB(SSD)
ディスプレイ:14インチ(16:10)WQXGA+ 有機EL
バッテリー:最大約17時間
サイズ:約W311.6×D213.9 ×H15.9mm
重量:約999g

▲有機ELディスプレイの美しさに加え、ベゼルが狭く没入感がさらにアップ。覗き見を防ぐ機能なども搭載している

■ゲーミング用途を想定したデタッチャブルな2in1型

ASUS
「ROG Flow Z13(2023)」(28万9800円〜)

キーボードを外せばタブレットになり、タッチ操作も可能。柔軟な活用スタイルを選択できるユニークなPCです(井上さん)

インテルCore i9-13900Hを搭載し機能性は十分だ。ROGのゲーミングPC用ディスプレイを採用。“速く、明るく、鮮やか”が特徴で、ゲーム開発者が意図した通りの画面でプレイができる。

【SPEC】
OS:Windows 11 Home 64ビット
CPU:インテルCore i9-13900H
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2050 Laptop GPU〜NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU
メモリ:16GB
ストレージ:512GB〜1TB(SSD)
ディスプレイ:13.4インチ(16:10) QHD TFTカラー液晶(グレア)
バッテリー:約8.8時間
サイズ:約W302×D206×H14.3mm、約W302×D228×H5.mm
重量:1200g、350g

▲500nitのピーク輝度により明るい場所でもより鮮明に見える。GorillaガラスDXCを採用しているため透過率も◎
※2023年4月6日発売「GoodsPress」5月号66-69ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【春の買って正解モノ】

<取材・文/竹林佑子>

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