米Microsoftは3月30日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 23424をDevチャネルでリリースした。ISOイメージファイルもダウンロード可能。本ビルドでは[ウィジェット]ボードの拡充や「設定」アプリの改善が行われている。
進化したウィジェットボード
Build 25324(Canary)で導入されていた[ウィジェット]ボードがDevチャネルでも展開されている。キャンバスがより大きくなり、可能な場合は3カラムで表示されるようになったほか、ウィジェットとニュースフィードのエリアがわけられた。
コンテンツのアダプティブ輝度制御(CABC)がデスクトップPCでも利用可能に
Windows 11にはコンテンツのアダプティブ輝度制御(Content Adaptive Brightness Control)という機能が備わっており、ディスプレイに表示されるコンテンツに応じて輝度が自動で調節される。主にノートPCや2-in-1デバイスで消費電力を削減し、バッテリーの持続時間を延ばすことを企図したものだ。
しかし、デバイスの消費電力削減はデスクトップPCでも求めらるようになっている。そこで本ビルドでは、「設定」アプリの[システム]-[ディスプレイ]セクションでCABCの挙動をプルダウンで以下のようにコントロールできるようになった。
- オフ(デスクトップPCでの既定)
- 常時オン
- バッテリー駆動の場合のみオン(バッテリー駆動デバイスの既定)
「設定」アプリの改善
そのほかにも、「設定」アプリでは「Windows Update」に新しいオプションが追加された。このオプションはよりシームレスにイネーブルメントパッケージを切り替えられるようにしたもので、主にBetaチャネルでの利用が想定されている。
Devチャネルではイネーブルメントパッケージを利用していないが、オプションが正しく動作していることをテストするためのパッチが「Windows Update」で提供されることがある。
そのほかにも、「設定」アプリの検索パフォーマンスが向上。「Surface Dial」などのホイールデバイスの設定ページが、Windows 11のデザイン原則によりマッチしたものにアップデートされている。
「Windows Insider Preview」は、製品としてリリースされる前のプレビュー版のOSを試すことのできるパイロットプログラム。なかでもDevチャネルは開発チームのアイデアを試す場となっており、さまざまな新機能に触れることができる。
ただし、ここで試される機能はあくまでも実験的なもので、製品版に導入されるとは限らない。また、製品ビルドに比べると不安定なので、利用の際は注意したい。
からの記事と詳細 ( Dev版「Windows 11」Build 23424がリリース ~「Surface Dial」設定ページを更新/自動輝度制御(CABC)がデスクトップPCでも、ディスプレイの消費電力を抑制 - 窓の杜 )
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