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Friday, October 7, 2022

「Steam Deck」,現在の販売対象地域で予約なしの販売に移行。「Docking Station」のリリースに合わせて,オンスクリーンキーボードの日本語対応など,ソフトウェアアップデート実施 - 4Gamer.net

 小型ゲーム用PCとして話題を集める「Steam Deck」だが,Valveはこのほど,北米やヨーロッパといった現在販売が行われている地域向けの生産が順調であり,2022年10月6日に予約分をすべて出荷したと発表した。合わせて,「Docking Station」の販売を開始した。
 これまで,注文時に5ドル程度の保証金を支払う予約制で販売されていた「Steam Deck」だが,リリース以降悩まされてきた半導体不足が解消されただけでなく,サプライチェーンも強化されたことにより,これまで限定的だった生産から流通,出荷までのプロセスがよりスムーズになったという。
 ただ,北米では現時点で「1〜2週間」ほど待つというスピード感で,年末商戦に向けた販売拡大によっては,再び予約モードに戻る可能性もあるとニュース記事は述べている。
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 日本を含むアジア地域で「Steam Deck」の販売を担当するKOMODOに日本の状況を聞いたところ,保証金(1000円)を支払う現在の購入方法は継続するとのこと。これには,問題視されている転売を防止する目的もあると思われるが,いずれにせよ,「Steam Deck」の順調な出荷が始まったことは,日本での展開にもポジティブな影響を与えるはずだ。

 海外では,これまで販売が先延ばしされてきた公式「Docking Station」も販売がスタートした。こちらも,「1〜2週間」待ちの出荷予想となっており,価格はアメリカで89ドル。キーボードやマウスを接続するためのUSB-A 3.1 Gen1ポート3個,ネットワーク向けのギガビットイーサーネット,電源用USB-Cポート,さらに2つの外部ディスプレイを備えている。

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 ディスプレイについては4K/60Hzや1440p/120Hz,FreeSyncをサポートするほか,MST(Multi-Stream Transport)にも対応し,複数台のディスプレイと接続できる。据え置き型のコンシューマ機として,あるいは小型PCとして仕事や勉強にも利用したい人にとって,使い勝手が良さそうな雰囲気だ。
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 ソフトウェア面での進化も続けており,SteamOS,各種ドライバー,ファームウェアの全般にわたっての大型アップデートを実施したとのこと。バグ修正やユーザーインタフェースの向上などが行われたほか,バーチャルメニューを全面的に刷新,再設計,新たな販売地域に合わせてオンスクリーンキーボードが日本語,韓国語,中国語(繁体/簡体)に対応した。公式「Docking Station」だけでなく,サードパーティのドッキングモードを含めたリニューアルも行われ,解像度の変更やスケーリング,リフレッシュレートの設定変更などもしやすくなっている。

 上記のように,日本では,KOMODOの特設ページで「Steam Deck」の予約受付が行われている。東京ゲームショウ2022で話題が集まった感のある新しいハードウェアの船出と,さらなる進化に注目していたい。

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