Googleは米国時間4月26日、アプリストア「Google Play」に「データセーフティ」セクションを追加したと発表した。これは、データがどのように収集、保護、利用するかといった、アプリの安全性とプライバシーに関する方針を、アプリをダウンロードする前にユーザーに表示するものだ。開発者は7月20日までに同セクションを完成させる必要がある。
提供:Sarah Tew/CNET
「詳しい情報を提供することなく、アプリが収集するデータを表示するだけでは十分ではないという意見がユーザーやアプリ開発者から寄せられていた」と、Googleは発表の中で述べた。「そこでデータセーフティセクションを設計し、どのようなデータが収集されてどのような目的に使われるのかを、開発者が明確に開示できるようにした」(Google)
このセクションには、以下の情報が表示される。
- 開発者がデータを収集するかどうかと、収集する目的。
- 開発者がデータを第三者と共有するかどうか。
- アプリのセキュリティ対策。送信データの暗号化や、ユーザーがデータの削除を要求できるかどうかなど。
- 子供やファミリー向けアプリのカテゴリーに該当するアプリが、Playストアにおける子供の保護を強化するGoogle Playのファミリーポリシーの要件を満たしているかどうか。
- 開発者がグローバルなセキュリティ基準(具体的にはMobile Application Security Assessment:MASVS)に基づくセキュリティ審査で承認されているかどうか。
Googleはデータセーフティセクションを設ける計画を2021年に発表した。ファーストパーティーとサードパーティーの両方のアプリ開発者にこれを適用する。この機能は、Appleがアプリに表示する「Nutrition Label」に似ている。
ユーザーは、ダウンロードしたアプリがアクセスできるデータについても、より細かく制御できるようになる。例えば、アプリが位置情報へのアクセスを要求した場合、1度だけ許可するか、アプリの使用中だけ許可するか、常に許可するかを選択できる。「Android」の「プライバシーダッシュボード」を開いて、各種アプリのアクセスレベルを確認することも可能だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
からの記事と詳細 ( 「Google Play」、アプリによるユーザーデータ使用状況の表示を開始 - CNET Japan )
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