
アメリカの共和党の上院議員を長年務め、大統領候補にもなったボブ・ドール氏が5日、98歳で死去した。ジョー・バイデン大統領をはじめ、多くの米政治家が立場を超えて哀悼の意を表した。
ドール氏の妻の財団が、死去を発表した。同氏について、「79年間、誠実にアメリカに尽くした」とした。
ドール氏は、カンサス州の上院議員選で5回当選を果たした。共和党の院内総務を、与党と野党の両方の時期で務めた。
1996年の大統領選では共和党候補に選出されたが、民主党現職のビル・クリントン大統領(当時)に大差で敗れた。
1976年の大統領選には、共和党現職のジェラルド・フォード大統領(当時)の副大統領候補になった。その選挙では、民主党のジミー・カーター、ウォルター・モンデール正副大統領候補に敗れた。
世界大恐慌の頃に子ども時代を過ごした。第2次世界大戦では兵役につき、戦場で命を失いかけた。右腕と右手の機能を大部分失った。
歴代大統領らが弔意
バイデン大統領はドール氏を「親愛なる友人」、「史上まれな米政治家」と呼んで、その死を惜しんだ。
ドール氏と大統領選を争ったクリントン元大統領は、ドール氏が示した模範は、「現在と今後何世代もの人々を奮い立たせる」だろうとした。
共和党のジョージ・W・ブッシュ元大統領は、ドール氏が「アメリカの価値観の最も素晴らしいものを体現していた」と述べた。
ブッシュ氏の後任のバラク・オバマ元大統領(民主党)は、ドール氏を「戦争の英雄、政治的リーダー、立派な政治家」と表現した。
連邦議会下院のナンシー・ペロシ議長(民主党)は、ドール氏の死を悼んで半旗を掲げるよう議会に指示した。
上院のミッチ・マコネル共和党院内総務は、ドール氏について、「言葉では言い尽くせない、満たされて豊かで深い礼節と共にあるアメリカの暮らし」を送ったと述べた。
自虐的なユーモア
ドール氏は、政界では現実主義者として知られた。障害者の権利などの問題では、党の垣根を越えて民主党と協力した。
率直な物言いと、鋭く、時に自虐的なウィットでも有名だった。
1976年大統領選の副大統領候補討論会で失言をしたとされた後には、「急所をつけと言われた。だからそうした。自分の急所を」と話した。
1997年にクリントン氏から大統領自由勲章を受けた際には、ドール氏は式典で、大統領が就任時に読み上げる宣誓文を読み始めた。そして、「ごめん、スピーチを間違えた」と述べた。
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