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Sunday, October 24, 2021

特攻・串良基地跡で追悼式 「笑いながら乗り込んだ教官、本当の気持ちは」 90歳、76年前しのび慰霊 鹿屋 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

追悼式で花を手向ける嶋田角郎さん=鹿屋市串良町有里の串良平和公園

追悼式で花を手向ける嶋田角郎さん=鹿屋市串良町有里の串良平和公園

 旧海軍航空隊串良基地出撃戦没者追悼式が16日、鹿屋市の串良平和公園であった。遺族や生存者のほか、市や海上自衛隊鹿屋航空基地の関係者約40人が出席。「犠牲を忘れず、恒久平和を願う」と、特攻隊員と一般攻撃隊員ら573人の冥福を祈った。

 式で遺族代表の唐牛弘子さん(80)=鹿児島市=は「戦死者に報いるため、特攻隊の歴史を語り継ぎ、平和と民主主義を伝える責務を痛感している」と訴えた。

 15歳のころを串良基地で過ごした嶋田角郎さん(91)=熊本県阿蘇市=は「かわいがってくれた教官をしのび、毎年のように慰霊に訪れている。教官は笑いながら飛行機に乗り込んだが、本当の気持ちを推し量ると苦しい」と語った。

 公園一帯にあった串良基地は1944年に教育航空隊として開隊。45年3月から特攻隊基地となった。

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