米Facebookは8月30日(現地時間)、傘下のInstagramへのログインで、誕生日の入力を必須にすると発表した。同サービスが注力している若いユーザー保護の取り組みを強化する目的としている。
Instagramは2019年12月から、新規登録するユーザーには生年月日の入力を必須にしているが、既存ユーザーは入力しなくても利用できている。
現在誕生日を入力していないユーザーに対し、ログインの際に入力を促す通知をロールアウトしていく。
通知が表示されても誕生日を入力しないでいると、警告付きの投稿を開こうとすると、そこでも誕生日を共有するよう促される。
何度か通知が表示された後、それでも誕生日を提供しないユーザーは、「Instagramを引き続き使用するために通知を共有する必要がある」という。これはつまり、誕生日を提供しないとInstagramを使い続けられなくなるという意味と解釈できる。
なお、InstagramのプロフィールをFaceobokと同期すると、Instagramのプロフィールデータは誕生日を含むFacebookのプロフィール情報で更新される。
自分がInstagramに誕生日情報を提供済みかどうかは、Instagramの[プロフィール]→[プロフィールを編集]→[個人の情報の設定]で確認できる。
偽りの誕生日を入力するユーザーへの対策として、偽情報を検出するためのAIシステムを新たに開発しているという。例えばユーザーやその友達からの「お誕生日おめでとう!」などの投稿から年齢を推定する。将来的には、未成年のユーザーが実際より高い年齢だと詐称し、それをシステムが詐称だと判断すると、年齢確認のためのメニューを表示するようになる。
Instagramは3月には若いユーザーにフォローしていない成人からのDMを送信できないようにするなど複数の若いユーザーを保護する取り組みを発表し、7月には新規ユーザーが一定年齢以下の場合、アカウントを初期設定で非公開にすると発表した。
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