うつ病を克服し、偏差値29から東大に合格した杉山奈津子さんも、今や小学生の男の子の母。日々子育てに奮闘する中で見えてきた“なっちゃん流教育論”をお届けします。 杉山さん自身が心理カウンセラーとして学んできた学術的根拠も交えつつ語る『東大ママのラク&サボでも「できる子」になる育児法』も絶賛発売中です。ぜひご覧ください。 【写真】ゆたぼん不登校問題に持論を語り称賛を集めたのはこの人
* * * 小学校へ行かない姿勢を貫いていた「少年革命家」を名乗るYouTuberのゆたぼんが、中学校入学となるこの4月、「中学生になっても学校へ行かない」と宣言しました。 それを受けて実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏とゆたぼんの父親がツイッター上で議論を繰り広げ、波紋は大きく広がり、幾人もの人が「ゆたぼん」について言及しました。 私は、学校へ行く行かないに関しては、今の時代、いいか悪いか白黒つけることではないと思っています。 なかなか学校へ行けない子のなかには、学校へ行かなくても堂々としているゆたぼんの姿に、救われる人もいるのではないでしょうか。 ■私も、どちらかというと学校に行かない子だった 私もどちらかと言うと、学校へ行くのが嫌で、休んだり保健室にいたりしていた生徒だったので、立場としては、ゆたぼんに近いでしょう。 それでは、私がゆたぼんを支持しているのかというと、それはまた別の話になってきます。 多くの人が、「学校へ行く行かないの是非」ではなく、「ゆたぼんというYouTuber」に対して目を向けてしまっていないでしょうか。 さまざまな人のネット上の意見を読むと、この点が混同されがちだと感じます。一般的な不登校うんぬんの話とゆたぼんに関することは切り離して議論すべきことかと思います。 彼が、もし不登校と真摯に向き合い問題提起しているのなら、それはとても素晴らしいことだと思います。
ただ、ゆたぼん及びその親は、学校へ行かないことをYouTubeにアップし広告収入を得たり、学校に通っている子たちを「ロボットみたい」と見下すような発言をしたりしています。 その立ち位置から学校の一般的な不登校問題について議論するのは、少し難しいのではないでしょうか。 ■かの発明家エジソンも小学校に行ってなかった! 不登校といえば、かの発明家のエジソンが小学校を入学3カ月で退学した話が有名です。 そこでエジソンの母親は、「この子には私が勉強を教える」と宣言し、地下室をエジソン専用の実験・勉強部屋にしました。そして、彼が投げかけるさまざまな疑問に向き合ったのです。 エジソンは、授業中に教師の教えることの一つひとつに、「なぜ」「どうして」と質問攻めにしていたといいます。教師やそのほかのクラスメートからしたら、エジソンによってうまく授業が進められないわけですから、強い言葉でいえば授業を「妨害された」と感じていたことでしょう。 エジソンにしても、教師から疑問に答えてもらえずに、不完全燃焼を起こしていたのです。 ですから、母親の理解のもとでエジソンが学校という集団授業から離れて、独自の勉強ができたことは、エジソンと教師やそのほかのクラスメート、お互いにとって良い結果になったのではないかと思います。 さかなクンも自伝の中で、小学生時代はランドセルに魚図鑑を入れていたので教科書は持っていかず、授業を聞かずに魚の絵を描いたり図鑑を見たりしていた、と告白しています。 不登校とは少し違いますが、学校の授業を重要視しなかったという意味では似ている点があります。そしてやはり母親が、彼のやりたいことを伸ばしていったようです。 ■自分たちの教育に自信があるのなら、真正面から答えるべき 私も、中学3年生あたりから、かなりの頻度で学校に行かなくなり、遅刻や早退をしたり、保健室で過ごしたりしていました。
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