Google(グーグル)さん、さようなら…。
Huawei(ファーウェイ)のPシリーズやMateシリーズのスマホは、そのカメラ性能やハイエンドチップが話題を呼んできました。でも、現在は米国による厳しい制裁のあおりを受けて、Google Mobile Servicesが使えなくなっていることが、その最大のアキレス腱。GmailもGoogleカレンダーもマップも、そのままでは使えないばかりか、Play Storeからアプリをインストールすることも一切できません。それって、もはや万事休すじゃない?
そう思いきや、このほどGSMArena.comは、もはやGoogleの提供する純正のAndroid OSとは訣別し、いよいよ完全に独自路線でスマートフォンをリリースする準備を、Huaweiが整えるにいたったと報じましたよ! そのトップバッターとなるのは、来月発売になる「P50」のようです。オリジナルOSとなるHarmonyOS 2.0のベータ2版を搭載したP50のテストが、無事に完了して、ベータ3版での最終チェックに進む段階なんだとか。
実はHuaweiは、すでにアナウンスした最新折りたたみスマホの「Mate X2」に関しても、当初はAndroid 10をベースにしたEMUI 11.0を搭載するものの、発売後にHarmonyOSへのアップデートを案内する方針を出していました。しかしながら、P50の注目すべきは、Androidベースのモデルを一切用意しないこと。HarmonyOSのモデルのみでP50を発売し、今後ほかの製品も続々と、その流れを踏襲するだろうとされていますね。
Play Storeはなくとも、AppGalleryにアプリが並び、デフォルトの検索エンジンには「Petal Search」を採用。地図アプリの「Petal Maps」にドキュメント編集アプリの「Petal Docs」がリリースされ、これからGoogle Assistantならぬ「Petal Assistant」やキーボード、ARアプリなどなど、Huaweiの手でGoogleの各種サービスに代わるものが用意される模様です。年内には4億台に迫るHarmonyOS搭載機が世界へ出回るとも公言されているらしく、新たなHuawei帝国が築かれていくやもしれません。中国ではない、海外のユーザーにとって、どれだけ使いものになるのかが気にはなりますけど、Huaweiが、ついに新たな道へ踏み出していきそうなことだけは確かなようです。
Source: GSMArena.com
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