イラク訪問中のローマ教皇フランシスコは7日、北部クルド人自治区の中心都市アルビルで大規模ミサを執り行った。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、3万人収容のスタジアムで参加者を最大1万人に制限して実施した。
教皇は「親愛なるクルドの人々」と呼び掛け、イラクが過激派組織「イスラム国」(IS)による破壊などから再建を進めていることを念頭に「これからもイラクは常に私の心にある。平和な未来のため一つに結束し取り組もう」と訴えた。
教皇はミサの後、2015年にトルコ南西部の海岸で遺体が見つかったシリア人難民の男児アラン・クルディちゃん=当時(2)=の父アブドラさんと面会。家族を失った苦しみに心から寄り添うと表明した。アランちゃんの遺体の写真や映像は、欧州を揺るがす難民問題を象徴する衝撃的なニュースとして世界中で報じられた。
史上初めてイラクを訪れた教皇は8日に4日間の日程を終え、バチカンへの帰途に就く。(共同)
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