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Monday, November 9, 2020

【Bizクリニック】Wow-Food社長・辻慶穂氏「本当の意味で『食の選択』の時代が到来」 - SankeiBiz

 ITの進化、インターネット使用の大衆化により時間の概念に大きな変化が起きた。時間をどう捉えて味、健康を軸に商品を生み出し、事業設計していくかが、フードレボリューション(食物の大変革)の鍵を握るだろう。自社の商品やサービスを介して一人一人に健康だけでなく、今までにない豊かな時をつくり出していくことが最大の価値と捉えている。

 「こんな瞬間、あったらいいな」「こんな時間があったら、どんなコミュニケーションが生まれるかな」「この味の出現で、こんな出会いが生まれるといいな」-。商品ブランドの企画、開発の際は、まず今より少し生活がアップグレードするような日常のシーンの設計、設定からスタートする。食は、足元を照らす明かりのようなもので、足元が暖かいと体全体の循環が良くなり、体調のいい毎日が過ごせるのではないだろうか。

 筆者は、上場企業のサラリーマンを辞め、脚本や映画づくりに専心した時期があった。脚本のライティングでは、さまざまなシーンを想像して、文字に落としていく。人間の心の動きは変わらないものの、時代に応じて感動に至る設定は変わっていく。現在の設定は「時代の変化とともに歩める時間を生み出すためにどんなブランドがあるといいか」「それを実現するためのバリューチェーン(価値連鎖)上の鍵は何か」だ。

 「Farm to Table(畑から食卓まで)」-。どんな畑でとれた果物や野菜を、どのように製造して、どんな商品にするか。物流、保管をどうするか。消費者がどのように購入して、どう味わうか。排泄(はいせつ)はどうか。こうした食の全バリューチェーン設計により、Wowブランド体験者が健康で豊かなシーンと巡り合えるように、世界中の人的ネットワークを駆使して最先端のトレンド、技術を収集している。これを、食品産業の常識にとらわれることなく具現化してきている。

 ただ、Wowブランドのジュースもジュースであることに変わりはなく、価値を伝えるのは苦労の連続だ。ぜひ実際に飲んでいただいて、味の違いと排泄の違いを試してほしい。近い将来、おそらく5年以内には個々人の遺伝情報のDNA(デオキシリボ核酸)解析が一般化して、食とDNAの相性がデータベース化され、体調不良の原因とその回復に効果のある最適な食ブランドが特定されるようになるだろう。一人一人が自分の体(DNA)に合った食を摂取するようになったら、本当の意味で「食の選択」の時代が到来すると思う。

【プロフィル】辻慶穂(つじ・よしのり) 法大経卒。ユアサ商事、西本貿易(現西本Wismettacホールディングス)を経て、2015年Wow-Foodを設立。素材本来の力を生かしたもぎたて低温搾汁のジュース「Wow-COLD PRESS」や、植物性発酵飲料「Wow-Kombucha」などを開発・販売。46歳。石川県出身。

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