続いて、空気清浄機能について解説しよう。Dyson Pure Humidify + Coolは、高性能センサーが室内の空気の汚れ具合を独自のアルゴリズムによってモニターする。そして空気中に浮遊する粒子状物質や有害なガス・ニオイなどの汚染物質を検知すると、瞬時にレポートしつつ、自動で清浄を開始する。円形のLCDディスプレイに表示されるのは、空気中に浮遊するPM10(花粉やハウスダストなど)、PM2.5(たばこの煙)、調理中に発生するガスや自動車の排気ガスなどに含まれるNO₂(二酸化窒素)、清掃用製品や塗料などに含まれるVOC(有害ガス)の量や濃度。こうした空気中の汚染物質は、2種類のフィルターによって徹底的に取り除かれる。
まず密閉性の高い「360°グラスHEPAフィルター」は、花粉やハウスダストなどの大きさにあたるPM 10より小さい、PM 0.1レベルの微細な粒子を99.95%除去。空気中のウイルスまでも捕らえることができる。(*1)
そして「活性炭フィルター」は、部屋の気になるニオイを脱臭。ディスプレイには、空気清浄の進捗状況もリアルタイムで表示してくれるので、室内の空気がなにによって、どのくらい汚れているのか、そしてどのくらいキレイになったのかを知ることができて面白い。また、フィルターを掃除する必要は一切なく、約1年の交換時期(1日12時間使用の場合)が来たら、古いフィルターを外して新しいフィルターを装着するだけ。メンテナンスが楽なのもこの製品の魅力だ。
そして3つ目の特徴が、加湿機能。Dyson Pure Humidify + Coolは、約5ℓの給水タンクを備え、効率的な給水システムによって最長36時間連続して衛生的に加湿し(*4)、適切な湿度を自動で維持することができる。この、“衛生的に”加湿できる(*2)という点が大きなポイントなのだ。
一般的な加湿器は、製品や環境によってはこまめに清掃しないとタンクや水路に雑菌が繁殖してしまう場合がある。しかしDyson Pure Humidify + Coolは、除菌効果のある強力な紫外線、UV-Cライトを照射することでタンク内の水を瞬時に除菌(*2)。除菌された水は加湿フィルターを通って部屋に送り出されるが、フィルターの3Dエアメッシュには、抗菌作用のある銀をより合わせた糸が6mm間隔で織り込まれていて、細菌の増殖を防いでくれる(*3)。
この加湿フィルターは交換不要で、クエン酸水を入れたタンクにフィルターを入れ、加湿お手入れボタンを押せば、60分で半自動的に洗浄できる。清浄された空気と衛生的な水(*2)で、安心して部屋を加湿することができるというわけだ。オート(自動)モードで湿度を設定しておけば、加湿のしすぎを防ぐことも可能である。
Dyson Pure Humidify + Coolは、その他にもユニークな機能を備えている。Wi-Fi経由で専用スマートフォンアプリ「Dyson Link(ダイソンリンク)アプリ」と接続すれば、外出先からでもスマホによるコントロールができる。スケジュール機能によって、曜日ごとにオンオフの時間を細かく決めることも可能だ。アプリは本体のLCDディスプレイと連動しているので、スマートフォンの画面上でも室内外の空気の状態や温度、湿度、メンテナンス時期などをリアルタイムで知ることもできる。
またベッドルームに置く場合は、ナイトモードが便利。このモードにすると静音運転に切り替わり、ディスプレイも減光される。30分から8時間までの間で時間を設定して自動的にオフにすることも可能。寝苦しい夏の夜も快適に過ごすことができそうだ。
清浄・送風・ヒーターの3in1機能のDyson Pure Hot+Coolもラインアップ
ダイソンの3in1空調家電には、「Dyson Pure Hot+Cool™(ダイソン ピュア ホットアンドクール)空気清浄ファンヒーター」もある。こちらは高性能な空気清浄機として1年中、室内の空気をキレイに保ちながら、夏には扇風機として、そして冬はファンヒーターとして活用することができる。加湿機能をそれほど必要としていない人は、こちらがお薦めだ。住んでいる地域や住居の気密性などを含めた住環境、そしてライフスタイルなどに応じて最適なものを選びたい。
三役を高い能力で、かつ省スペースでこなすダイソンの3in1空調家電は、空気環境とインテリア性の両面で、室内の快適性を大きく向上してくれることだろう。
*1 25m³の密閉した試験空間での35分後の浮遊したウイルスへの効果であり、実使用空間での実証結果ではありません。ご使用の状況や使い方によって効果は異なります。試験機関:(一財)北里環境科学センター。試験方法:25m³の試験空間で日本電機工業会規格(JEM1467)の性能評価試験 にて実施。対象:浮遊したウイルス。試験機:PH01(最大風量時)。試験結果:35分後に99%捕集。 試験報告書:北生発2019_0216号。
*2 試験機関:第三者機関 Campden BRI(英国)。試験方法1:自社規格TM-004533に基づき、加湿用水内に試験細菌を接種し、UVCライトを通過した後の生菌数を測定。対象1:加湿用水内の細菌4種。除菌方法1:加湿用水の蓋に搭載されたUVCライトにより細菌のDNAが破壊され複製や生存が不可能な状態となる。試験結果1:1度のUVCライト通過後に99.9%除菌。
試験方法2:自社規格TM-004532に基づき、加湿用水内に試験細菌を接種し、製品を稼働。定期的に2時間後まで空気を採取し生菌数を測定。対象2:空気中の細菌2種。試験結果2:試験期間中、対象となる細菌は空気中に検出されなかった。
前記数値は、ご使用状況や使い方によって異なる可能性があります。
*3 試験機関:第三者機関 (一財)北里環境科学センター。試験方法:JIS Z2801に準拠し、加湿フィルター素材に試験菌液を接種し、24時間後の生菌数を測定。抗菌方法:加湿フィルター内の抗菌素材による。試験結果:99%抗菌。試験報告書:北生発2019_0155号。前記数値は、ご使用状況や使い方によって異なる可能性があります。
*4 風量1に設定した場合
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