スペイン1部レバンテのパコ・ロペス監督(52)は今季中の観客動員した試合開催に反対した。

12日のバレンシアとの今季再開初戦を控えてウェブ会見に臨み、スペインリーグのハビエル・テバス会長が今季終了までにスタジアムの10~15%ほどの観客をスタジアムに入れたい意向を示したことに言及。「彼らが基準を変えて試合が最後にファンと行われる場合、私はそれを理解できないだろう。それは本当の恥だと。クラブは試合にファンがいないだろうと考えて(再開)決定を下した。シーズンがファンなしで終了することが変わると、間違って不公平になると言われた」と反対の姿勢を打ち出した。

またロペス監督はスポーツの問題だけでなく、スペインで2万7000人以上も新型コロナウイルスで死者が出ていることもあり、健康上の理由からサポーターにスタジアムを開放することには否定的だ。「亡くなった人々のことを忘れることはできません。人々の健康が最初に来るべきです」と強調した。

11日のロイター通信によると、スペインリーグのテバス会長は報道陣に対し、政府の許可が出た場合、スタジアムに10~15%のファンを入場させたいとの意向を示したという。