トッティを下げ、中田英寿を投入。
0-2のまま時間が過ぎていく。指揮官ファビオ・カペッロは60分、2枚目の交代カードを切る。チームのシンボルであるフランチェスコ・トッティを下げ、中田英寿を投入した。
クラブの生え抜きで主将の腕章を巻くトッティは、紛れもなくアンタッチャブルな存在だった。ここまで消化してきたリーグ戦で彼が途中交代したのは、リードを奪っているか同点で推移している局面に限られていた。
2点を追いかける展開で、それも首位決戦で背番号10をベンチに下げるのは、カペッロにとって大きなリスクを背負うものと言っていい。選手交代が奏功しなければ、「なぜトッティを下げた」という批判が全身に突き刺さる。
もっとも、この試合の直前にあるルールが撤廃されなかったら、カペッロはトッティを最後まで起用したかもしれない。
ユーベ戦直前に変わったルール。
当時のセリエAはEU外選手のベンチ入りは3人までとなっており、ローマではアルゼンチン代表のFWガブリエル・バティストゥータとDFワルテル・サムエル、ブラジル代表のDFカフーとMFマルコス・アスンソン、それに中田がいわゆる外国人ワクの対象となっていた。
フィオレンティーナから引き抜いたバティストゥータは絶対的な得点源で、サムエルとカフーは最終ラインに欠かせない。24歳の日本人MFは、難しい立場にあった。
ところが、ユベントス対ローマ戦を前にして、EU外選手の登録制限が突如して撤廃されたのである。“ジョーカー“として期待できる中田を、カペッロはユベントス戦に招集できるようになったのだった。
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