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Monday, April 6, 2020

WSJ「本当の英雄は専門家、韓国にはチョン・ウンギョン疾病管理本部長がいる」(中央日報日本語版) - Yahoo! - Yahoo!ニュース

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)との戦いで猛活躍を見せている各国の英雄に注目して韓国ではチョン・ウンギョン疾病管理本部長を挙げた。元WSJ編集長でリーダーシップに関するコラムを連載しているサム・ウォーカー氏は4日(現地時間)、「新型肺炎対応の圧迫の中で頭角を現わす指導者はわれわれが選挙で選んだカリスマがあって政治的な計算をする首長ら(alphas)でない。本当の英雄は専門性のある官僚ら(career deputies)」と説明した。コロナ防疫戦争で自身の損益計算に忙しい政治指導者よりそのそばで補佐する専門家官僚らがさらにリーダーのような役割を果たしているということだ。

コラムは冒頭からチョン本部長に関する話から始めた。1月20日初めてのブリーフィングではジャケット姿で端整だったが、ますます疲れ切った姿に変わっていくチョン本部長の姿を描写しながらだ。2カ月以上ブリーフィングを進めながらチョン本部長の顔はやつれ、白髪もとりわけ増えた。チョン氏は大体1時間以上準備した後、ブリーフィング室に入るという。

WSJが注目した「チョン・ウンギョン効果」はこうだ。

「彼女の一貫した率直さと情報に基づいた分析、冷静さを失わない落ち着いた態度は苛立つ韓国国民に強力な鎮静剤だ。恐怖が極に達した時もチョン本部長が『ウイルスが韓国を蚕食することはない』と言うと、人々は本能的に信頼した。他の人でなくチョン本部長がそのように信じているということを分かっているため、人々もそれが真実だと信じた」

チョン本部長は新型肺炎ではなくても韓国最高の防疫専門家の中の1人に選ばれる。ソウル大学医科大学を卒業して1995年国立保健院特別採用で公務員になった。WSJもこのような専門性が与える信頼感に注目した。

WSJはチョン本部長に続き、英国の副最高医療責任者ジェニー・ハリス博士、ケニアのムタヒ・カグゥェ保健長官、台湾の陳建仁副総統、米国立アレルギー・感染病研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長などを「新型肺炎英雄」として注目した。また「危機状況ではどれほど有名な人なのかは誰も意に介さない。われわれは能力のある誰かが責任者になって集中することを望んでいる」と彼らの共通点を説明した。また「立派なリーダーは危機が過ぎ去っても次の危機を防ぐために休まず虚勢なく水面下で働き、成功しても自慢しない」と指摘した。WSJは民間でない政府で働く人々に限って英雄を挙げたとみられる。

WSJは「(新型肺炎危機が終わるといっても)チョン本部長のビクトリーラン(優勝者が競技場を一周走ること)は見られないだろう」とし、「彼女はソーシャル・メディアのアカウントもなく、インタビューも丁寧に断る」とした。また、ブリーフィングで記者たちが睡眠はどれくらい取っているかと質問すると、チョン本部長が「1時間よりはさらに寝ている」と答えたというエピソードでコラムを締めくくった。疾病管理本部関係者は「チョン本部長が1時間よりはさらに寝るだろうが、すべての職員の中で最も少なく寝る方に属するのは事実」としながら「髪染めもあきらめている。食事量も少ないほうだが、体力は誰よりよく維持している」と説明した。

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