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Friday, November 3, 2023

オリオン座が戻り木星が輝く、しし座流星群がピークに 11月の夜空 - Forbes JAPAN

2023年11月は星空鑑賞に理想的な月だ。北半球では肌寒くなるかもしれないが、夜空には見るべきものがたくさんある。

満月と「満惑星」から、流星群と共演する金星を見るべき正確な時刻まで、2023年11月の星空鑑賞のハイライトを以下に紹介する。

1. 木星が最も明るく大きく

時期:11月3日金曜日の日没後/場所:東の空

この日の夜、木星は日本時間19時44分頃に「衝」を迎え、2023年で最も大きくて明るい最高の姿を見せる。衝は、地球が木星と太陽の間に来ることによって起き、地球から見た木星は全体が太陽に照らされている。100%輝く「満木星」となって日の入り時に東の空に昇り、日の出とともに西の空へ沈む。この日は、肉眼でも双眼鏡でも望遠鏡でも、木星を見るのに1年で最高のタイミングだが、この日に限らず11月中ならいつでも、木星とその衛星たちを見るのに最適な時期だ。

2. オリオン座の復活

時期:日没2時間後/場所:東の空

オリオン座、中でもオリオンのベルトを形成する3つの星々は、北半球の冬空の象徴だ。今月、夕方の夜空にオリオン座が再び姿を表し、オリオン座のミンタカ、アルニラム、アルニタクが縦一列になって東の空に昇ってくる。両側には、赤く明るいベテルギウスと赤色超巨星のリゲルがある。

3. 月と金星が接近

時期:11月10日金曜日/場所:東の空

この日の未明、日の出の1時間前に起きると、輝面比12%の細い月が「明けの明星」として夜明け前の空に明るく輝く金星の近くに見える。

4. 美しい三日月

時期:11月16日木曜日~18日土曜日/場所:西の空

この3日間、日没後に南西の空を見ると美しい三日月が見つかる。16日は10%、17日は18%、18日は28%、それぞれ照らされている細い月では、輝いていない側で「地球照」を見ることができる。地球に反射した太陽光が月の表面を照らす現象だ。太陽の眩しさの中から現れた月は、地球を周回し、太陽から遠ざかりながら、毎日満ちて太くなっていく。

5. しし座流星群がピークに

時期:11月18日土曜日/場所:全天

通常1時間当たり5個程度の「流れ星」を生み出すしし座流星群は、今年最高のものではないが信頼できる流星群だ。その「流れ星」が長く明るい尾を持つことにも注目しよう。星空鑑賞に行くべき日としてカレンダーに書き込んでおこう。運が良ければすばらしい流れ星の数々を見ることができるだろう。

6. 月と木星が大接近

時期:11月25日土曜日、26日日曜日の夕方/場所:東の空

日没1時間後に東を見ると、95%輝く月が木星のすぐ上に見えるだろう。「衝」から数週間が過ぎても木星は美しく輝いている。翌26日には、両者の位置が入れ替わり、木星の左下で月が昨夜よりも明るく輝いているところが見える。

7. ビーバームーン

時期:11月27日の夕方/場所:東の空

この日は「ビーバームーン」が昇るところを見られる。「フロスティムーン」(凍てつくような月)や「ロングナイツムーン」(長い夜の月)とも呼ばれるこの満月は、鮮やかな色で東の地平線に現れる。「スーパームーン」のような特別な意味はなくても、毎月昇ってくる満月は自然が生み出す最も美しい光景の1つといっていい。見逃さないように!

forbes.com 原文

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