JAXA宇宙科学研究所では、10月21日(土)に「国際お月見ナイト -世界中で月を見上げて過ごす夜― 講演会&観望会」を相模原市立博物館で開催しました。このイベントは、NASAの主導で、月を観測すること、月を楽しむこと、月への理解を促そうと世界中で開催されているものです。
前半の講演会では、坂井真一郎 教授(宇宙機応用工学研究系)が「SLIM(小型月着陸実証機)とは、SLIMの今とこれから」について、澤井秀次郎 教授(宇宙飛翔工学研究系)が「SLIMにこめた思い」をテーマに話しました。
(写真上:講演会の様子)
続いて、吉光徹雄 教授(宇宙機応用工学研究系)が月面探査ロボットについての説明とデモンストレーションを実施。月で活動するものとほぼ同じロボットの周りを囲み、子どもから大人までがワクワクした表情でロボットの様子を見守りました。
当日はあいにくの曇り空でしたが、後半の観望会では、雲の切れ間に観望することができ、参加者は「土星が見えた!」、「少し月も見えた!」と嬉しそうに話していました。
座談会では、北川智子 JAXA宇宙教育センター長の司会で、前半の登壇者に佐伯孝尚 教授(学際科学研究系)、森治 教授(学際科学研究系)、山田和彦 准教授(宇宙飛翔工学研究系)、臼井寛裕 教授(太陽系科学研究系)が加わり、今後の月・火星への着陸と探査等について話した他、参加者からの質問にも答えました。
また、宇宙教育センターが開発したSLIMのゲームの体験も実施し、子どもから大人までが月を観て、楽しみ、月への理解を深めるイベントとなりました。
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(2023/10/30)
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