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Saturday, July 15, 2023

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にて「200時間遊んでも埋まらないチュートリアル項目がある」などの報告続出。見逃しがちな“5番目の「???」” - AUTOMATON

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にて、「200時間プレイしても埋まらないチュートリアル項目がある」と報告され、注目を集めている。“5番目の特殊アクションの説明”を見逃したプレイヤーが続出しているようだ。


『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、Nintendo Switch向けに発売中のアクションアドベンチャーだ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編にあたる。新作においては、ハイラルの地が突如として天変地異に見舞われる。城は宙へと浮かび上がり、空からは謎の遺跡群が降り注ぐ。大地と大空が広がった世界にて、“右手”に力を宿したリンクがハイラルの異変に立ち向かう。

本作にはウルトラハンドなどの右手の能力のほか、さまざまなアクションが用意。盾サーフィンやガードジャストといった前作からの要素も続投している。一部アクションについては「特殊アクション」として操作説明も用意。特定の条件を達成したタイミングで説明が表示されるほか、メニュー画面からいつでも確認可能だ。


たとえばバク宙や横跳び、ガードジャストの説明は序盤のキョノニシウの祠にて開放される。「戦いの教え」の祠であり、実際にそうしたアクションを試すチュートリアルの場になっている。ほかには初めに使用したときに説明が表示される特殊アクションなどもあり、ほとんどの特殊アクションの説明を序盤に開放したプレイヤーも多いだろう。

一方でとある特殊アクションの説明が「“200時間”遊び続けても開放されない」との報告がユーザーにより寄せられ、共感を集めている。あるRedditユーザーはメニュー画面における特殊アクション(Special Controls)一覧のスクリーンショットを投稿。上から5番目の項目だけが未開放であり「???」となっている。


またスレッド内には同様の状態だというユーザーも散見され、なかには235時間以上遊んだのにまったく気付かなかったという声も見られる。さらに、Redditでは同じように未開放項目を伝えるスレッドが複数投稿されている。長時間遊んでも説明を見つけられない特殊アクションとはいったい何なのか、検討もつかない様子だ。下記のユーザーは190時間かけてすべての祠とメインクエストをクリアしたそうで、それでも見つからない特殊アクションの存在に何週間も頭を抱えているという。


では“5番目の特殊アクション”とはいったい何なのか。答えはほとんどのプレイヤーが一度は使っているであろう「ジャンプ斬り」である。ジャンプ斬りの繰り出し方は簡単。ジャンプ中あるいは落下中に攻撃するだけだ。地面に武器をたたきつけ、その際の衝撃波で周囲を攻撃できる。

シンプルな操作で使えるだけに、200時間も遊んでいれば数えきれないほど繰り出す機会のあった技だろう。それではなぜ上記のプレイヤーたちは、ジャンプ斬りの説明が未開放のまま長時間遊び続けていたのか。その原因はジャンプ斬りの説明の開放条件が意外にも少ないことにあると見られる。


まずジャンプ斬りは、初めて使ったタイミングでは説明が開放されない。使い方がわかっていても、条件を満たさなければ説明はアンロックできないわけだ。そして説明を開放できる場所は、弊誌の確認するかぎりでは一つだけ。多くのプレイヤーが最初に訪れるであろう監視砦南の深穴の、近くにある討伐隊のキャンプだ。ジャンプ斬りの説明を開放するためには、キャンプの焚き火の近くにある書類を読む必要あり。きっちり書類を確認しないプレイヤーであれば見逃してしまう場合もありそうだ。

なおこの場所は討伐隊エピソードチャレンジのうち最序盤に訪れるものの、そもそも討伐隊のエピソードチャレンジの達成は攻略上必須ではない。後回し、あるいはスルーしていた場合はさらに見つけるのが困難になるだろう。結果として、5番目の特殊アクションの説明が埋まらないプレイヤーが続出しているわけだ。

ちなみに前作においては、夜のカカリコ村のインパの家の近くにいるゴスティンから教えてもらうことで、ジャンプ斬りの説明が開放された。夜限定かつNPCに話しかける必要があり、こちらもやや見逃しやすい条件であった。ただし素直に攻略した場合はインパの家を複数回訪れることになるため、討伐隊キャンプの書類よりは見つけられる機会も多い。今作でジャンプ斬りは、より説明を見のがしがちな特殊アクションになったといえるだろう。


上記スレッド内では、ジャンプ斬りの特殊アクションの説明を見つけられなかったユーザーに対して、すぐさま別のユーザーが丁寧に解説している。見落としがちながら、自力で見つけられたプレイヤーもいるわけだ。本作では4地方の調査などの大きな目的は用意されているものの、どこから攻略を進めるか、何を調べて何を無視するかはプレイヤーの自由。結果的にチュートリアルを見逃したまま200時間も遊び続けるプレイヤーが続出したわけだ。5番目の特殊アクションが見つからない報告は、プレイヤー間で体験が異なる本作の特徴を表す現象といえるかもしれない。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はNintendo Switch向けに発売中だ。


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