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Windowsのスクリーンショット編集ツール「Snipping Tool」や「切り取り＆スケッチ」での画像編集に脆弱（ぜいじゃく）性が存在することが明らかになった。トリミングなどの編集を加えて保存した後のファイルから、編集前の画像を復元できる場合があるというもの。問題が発生する条件や画像を復元できる度合いは限られているが、編集前のスクリーンショットに機密情報の類いが含まれていた場合、意図せぬ情報流出につながる恐れがある。
Credit: Mark Neal/Michael Crider
この問題は、米Googleのスマートフォン「Pixel」のスクリーンショット編集ツール「マークアップ」で見つかった同様の脆弱性に端を発している。そちらは数日前に情報が公になり、「aCropalypse」と呼ばれている。この一件を受けて、他のプラットフォームの同種のツールにも詮索の目が向けられた。
WindowsのSnipping Toolや切り取り＆スケッチでこの問題が生じるのは、画像がPNG形式で、かつ編集後の画像を編集前と同じ名前で上書き保存した場合。編集で消去した部分のデータがきちんと削除されず、ファイルの中に残ったままになることから、特別なツールを使って元の画像をある程度まで復元できてしまう。現状では完全な復元はできない模様だ。
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