ASUSは、有機ELパネル搭載製品として世界初を謳う裸眼3D対応16型クリエイター向けノート「ProArt Studiobook 16 3D OLED(H7604 3D OLED)」を発表した。
ProArt Studiobook 16 3D OLED(H7604 3D OLED)は、メガネなしで立体映像を表示できる有機EL技術「Spatial Vision」を搭載した16型ノートPC。レンチキュラーレンズと先進的なアイトラッキングカメラ技術により、左右の目にそれぞれ異なる映像を届け、没入的な3D体験を提供できるとする。また、3Dオブジェクトやエフェクトをディスプレイ上で確認できるため、クリエイターの作業効率化や時間/コスト削減を実現できるという。
有機ELパネルは解像度が3,200×2,000ドットで、リフレッシュレートが120Hzで、応答速度は0.2ms、コントラスト比は100万:1を発揮。DCI-P3 100%をカバーし、Delta E 2未満の高い色精度も実現している。
性能面ではCPUにCore i9-13980HXシリーズ、GPUにモバイル版GeForce RTX 40シリーズを搭載。冷却機構の強化により、CPUとGPUの合計でTDP 150Wにまで対応する。加えて、最大64GB DDR5-4800メモリや最大2TB PCIe 4.0 SSDなども内蔵し、SSDの拡張用M.2スロットも用意している。
クリエイター向けの機能としては、高速データ転送が可能な2基のThunderbolt 4や、8K/60Hzや4K/120Hzに対応するHDMI 2.1、物理ダイヤルのASUS Dialなども備える。
3D対応ノートはVivobookにも登場。従来の2Dモデルも継続
あわせてVivobookシリーズからも、裸眼3D対応有機ELパネルを搭載した16型ノート「Vivobook Pro 16X 3D OLED(K6604)」を投入。こちらもCore i9-13980HXやモバイル版GeForce RTX 40シリーズ、最大64GB DDR5-4800メモリなどを搭載する。
そのほかProArtシリーズでは、PC製品として従来のタッチ対応2D有機ELパネルを採用した16型ノート「ProArt Studiobook 16 OLED(H7604 OLED)」および「ProArt Studiobook Pro 16 OLED(H7604 OLED)」、デスクトップPCの「ProArt Station PD5(PD500TE)」を展開。また周辺機器として、31.5型4K有機ELモニター「ProArt Display OLED PA32DCM」、27型4K HDRモニター「ProArt Display PA279CRV」なども用意する。
さらに、クリエイター向けユーティリティの「ProArt Creator Hub」についてもバージョンを1.0から2.0へとアップデート。Pantoneとの協業によるカラー管理機能やASUS Dialをはじめとしたハードウェアとの統合、UI周りの刷新などを行なっている。
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