ただしDeadlineは、開発はまだ小規模なチームによる予備的な開発が始まったところであり、いつから使えるようになるのか、具体的な時期は不明としている。
Netflixは『ラブ・イズ・ブラインド 〜外見なんて関係ない?!』のような台本のないリアリティ番組などで様々な配信パターンを模索しており、ライブ配信が実現すれば、このような番組がさらに視聴者から注目されるかもしれない。
またライブ配信がもっとも求められるであろう分野、スポーツ中継にNetflixが取り組む可能性もありそうだ。Netflixはモータースポーツの頂点F1を題材としたドキュメンタリー『Drive to Survive』をヒットさせ、米国でのF1人気拡大に貢献しているため、F1シリーズをライブ配信すれば相乗効果も期待できそうだ。
ただし、Deadlineはライブ配信機能を準備していることと、スポーツ中継とは特に関連性はないと伝えている(ちなみに、日本国内ではF1世界選手権のストリーミング配信はDAZNが行っている)。
Netflixのライバルのひとつ、Disney+はすでにライブ配信に参入し、アカデミー賞を中継した3月期には790万人の新規ユーザーを獲得したと伝えられている。一方でNetflixは先月の業績報告で、約10年ぶりにユーザー数が減少に転じたことが明かされた。
もちろんライブ番組がないことだけがユーザー減少の原因とは言えないものの、ユーザー数を増やし続けるためには、ドラマやアニメを量産するだけでなく、別の切り口を模索するのも必要なことだと言えるだろう。
Source:Deadline
via:The Verge, Engadget
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