これが意味するものとは?
いま地球温暖化による気候変動のことを度々耳にするようになりました。暖かい南極大陸では昔なら考えられないような光景を目にする時代になり、次々と巨大な氷山が解けていって世界で海面上昇に伴う問題がもう目前に迫った危機としてとらえられています。
そしてこのほどNational Snow and Ice Data Center(NSIDC)は、1979年に衛星で南極海に浮かぶ氷の量を観測し始めて以来、同海域の氷で覆われた海の広さが、初めて200万平方kmを下回ったと発表しました。
史上最低記録の更新が過去5年で2度…
これまでの最低記録は、上のグラフで赤い点線にて示された、2017年の211万平方kmという観測データ。しかしながら、グラフで青い実線にて示されているように、今年の2月22日には、それを下回る194万1000平方kmという史上最低記録の更新が観測されたとのことですよ!
過去5年の間に、観測史上最低レベルの記録が2度もあったということだ。これだけで気候変動の影響と結論づけることはできないが、事態が大きく変わろうとしているのかどうかを真剣に考慮せねばならない段階にいたった。
オーストラリアのAustralian Antarctic Program Partnershipで分析を進めるWill Hobbs氏は、こんなふうにThe Guardianに語っています。南極の海域を覆う氷の量の変動には、さまざまな要素が関係しているため、一概に地球温暖化だから今回の最低記録の更新となったともいえないようですけど、やはりなにか地球の気候のありかたが、大きく変化していることだけは確かなようです。
Source: National Snow and Ice Data Centre via The Guardian
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