和田庵
若手俳優・和田庵(わだ・いおり=15)が、石井裕也監督の最新作となる映画『茜色に焼かれる』(5月21日公開)に、尾野真千子が演じる母親の息子役で出演する。
厳しい社会に翻弄されながらも懸命に生きようとするある母子の姿を描く。尾野真千子が母親・田中良子を演じ、交通事故で命を落とす夫・陽一をオダギリジョーが演じる。
和田庵はその13歳の息子・純平役を務める。和田は尾野との共演を振り返り「とてもやさしく面白い人で、殆どの時間を一緒にいて、本当の親子のように接していたのでクランクアップの時はとても寂しかったです」。
和田は8歳で芸能活動をスタート。映画『ミックス。』で俳優デビューしている。「純平を演じて僕自身も精神的に成長出来たと思います」という本作。「きっと忘れられない作品になると信じています」と手応えを口にした。
和田庵:コメント
初めて台本を読んだ時、役の重要さにプレッシャーと気合い、そして感謝という色んな感情が同時に溢れたのを覚えています。主演の尾野さんは、とてもやさしく面白い人で、殆どの時間を一緒にいて、本当の親子のように接していたのでクランクアップの時はとても寂しかったです。石井監督は普段はとても気さくで話しやすいお兄さんという感じですが、いざ撮影が始まると怖いくらい集中して別人のようになります。
そして監督の良い映画を作りたいという強い想いが現場全体に伝わり、僕も拙いながら「このチームの一員として良い作品を作りたい」と意欲が湧きました。今回、この素晴らしい作品に役者として参加出来たことを僕は誇りに思います。
母と子を取り巻く矛盾や理不尽さの中でコントロール出来ない感情に振り回されながら、それでも幸せになりたいと願う親子を描いた作品です。純平を演じて僕自身も精神的に成長出来たと思います。その親子の姿は皆さんにとって、きっと忘れられない作品になると信じています。
◆和田庵プロフィール 2005年生まれ、東京都出身。8歳から芸能活動をスタートさせ、映画「ミックス。」で俳優デビュー。フジテレビ「隣の家族は青く見える」やHBOアジア「フォークロア:TATAMI」に出演し、注目を集める。その後、語学力と人間力を高めるべくカナダへと留学、2020年夏に帰国。趣味はスケートボード、俳優業の傍らスケートボードの技術も日々、邁進中。
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