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Thursday, January 21, 2021

スパイダーマン役トム・ホランド、『シビル・ウォー』撮影後にクビと思い込んでいた「気が狂いそうだった」 - THE RIVER

いまやすっかり世界の“親愛なる隣人”となった、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のスパイダーマントム・ホランドは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)にて初登場を飾った。そんなトム、同作の公開前から気を揉んでいたのか、マーベル・スタジオからのクビを覚悟していたのだという。米Varietyが催した、同じくMCU作品『ブラックパンサー』(2018)でウカビ役を演じたダニエル・カルーヤとの対談の場で、当時を振り返っている。

『シビル・ウォー』での6度に渡るオーディションの末に、見事スパイダーマン役の座を射止めたトムは、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)に続いて、現在製作が進められているシリーズ第3作まで、スパイダーマン俳優として活躍を続けている。

ところが、正式にスパイダーマン役を得て『シビル・ウォー』での撮影を済ませた2015年のこと。当時を振り返ったトムは、「『シビル・ウォー』を撮影してから『ホームカミング』まで1年間くらい、クビにされるものだと信じ切っていました」と語る。『ホームカミング』の製作について、マーベル・スタジオ側は『シビル・ウォー』の公開前から認識していたはず。つまり、トムがスパイダーマン役を続投することは決まっていたはずだが、それでもなぜトムはクビを覚悟していたのだろうか?

これについて「そう思っていた理由も分からないんです」と話すトムだが、この次に核心的な一言を放つ。「誰からも何も言われなかったんです」。これぞ秘密主義で知られるマーベル・スタジオの恐ろしさだ!どうやらトムは、『シビル・ウォー』撮影後から少なくとも公開前まで、『ホームカミング』の存在を知らなかったのだろう。「なぜ(誰も言ってくれなかったの)かは説明できないんですけど、恐ろしかったですよ」とトム。「言ってくれなかったんです。気が狂いそうでした」。

クビに怯えていたトムが“気が狂いそうでした”なんて口に出すのも無理はない。ライバルだらけの1500人から6度のオーディションを経て獲得した念願の役なのだ。決定を知った時には、持っていたパソコンを壊してしまった上に、愛犬をビックリさせてしまうほどに大喜びしたこともトムは明かしている。『シビル・ウォー』以降の『スパイダーマン』単独シリーズに加えて、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の2部作でも出演したトム。いまやMCUに欠かせない存在の1人だ。現在撮影中の第3作ではどんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみで仕方ない。

ちなみに、クビを覚悟していたのはトム以外にも。MCUフェイズ4の1発目「ワンダヴィジョン」(2020)で主演のひとりを務めるヴィジョン役ポール・ベタニーは、『インフィニティ・ウォー』出演後、契約満了時期にマーベルからかかってきた電話をクビを通告するものと勘違いしていたのだそう。結局その電話は、ベタニーに「ワンダヴィジョン」への出演を依頼するためのものだったそうだ。

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Source: Variety

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