2021年1月13日 14:40
「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされた名優ブルース・ダーンが主演を務める「43年後のアイ・ラヴ・ユー」が、1月15日から公開される。アルツハイマーで過去の記憶が失われた元恋人に思いを伝えようと奮闘する老人の姿を描く本作にちなみ、“記憶の喪失”を題材にしたラブストーリーを紹介する。
■「43年後のアイ・ラヴ・ユー」(1月15日公開)
かつての恋人リリィに愛を伝えるために、アルツハイマーのフリをして介護施設に入居したクロード。リリィと再会を果たすことに成功するが、リリィの記憶からクロードの存在は失われていた。そんなリリィに対し、クロードは毎日のように2人の思い出を語って聞かせる。
生涯で一番愛した人に自分を思い出してもらうため、愛を伝え続けるクロードに対して、リリィもあたたかな思いを抱くように。2人の心が通い合っていくさまがハートフルに描かれる。
■「エターナル・サンシャイン」(2004年)
ジョエル(ジム・キャリー)は元恋人クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が、ラクーナ医院で特定の記憶だけを消去する施術を受けてジョエルの記憶を消したことを知り、自分も彼女の記憶を消そうと同じ施術を受ける。だが、クレメンタインを忘れたくないジョエルの深層意識は施術に反抗、自分の脳内のクレメンタインの記憶を守ろうとする。メガホンをとったのは、「ヒューマンネイチュア」「僕らのミライへ逆回転」のミシェル・ゴンドリー。
■「きみに読む物語」(2004年)
「シーズ・ソー・ラヴリー」のニック・カサベテス監督が、実母ジーナ・ローランズ出演で映画化、全米でロングラン・ヒットを記録した。療養施設で暮らす初老の女性は記憶を失っていたが、ひとりの男性が彼女を訪れて、ある物語を読んで聞かせる。それは1940年代のアメリカ南部の町で良家の子女と地元の貧しい青年の間に生まれた純愛の物語だった。
■「君への誓い」(2012年)
「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムスと「親愛なるきみへ」のチャニング・テイタムが主演するラブストーリー。幸せな新婚生活を送っていたレオとペイジはある日、交通事故に遭い、ペイジが記憶の一部を失ってしまう。2人が出会ってからの記憶が抜け落ち、その記憶がもう戻らないことを知ったレオは、2人の出会いからやり直すことを決意。ペイジにアプローチを開始するが、そんなレオに対してペイジの両親や元婚約者が立ちはだかる。
■「私の頭の中の消しゴム」(2004年)
最近では「愛の不時着」で話題になったソン・イェジンと「アシュラ」などのチョン・ウソン共演で描く純愛ストーリー。建設会社の社長の娘スジンは、建築家志望のチョルスと出会って恋に落ちて結婚、幸せな新婚生活を迎える。だが、しばらくするとスジンは物忘れがひどくなり、若年性アルツハイマー症だと診断される。
■「50回目のファースト・キス」(2004年)
“昨日のことをすべて忘れてしまう”記憶障害に陥った女性と、彼女に一途な想いを寄せる獣医が繰り広げるピュアなラブストーリー。「ウェディング・シンガー」以来の共演となるドリュー・バリモアとアダム・サンドラーが出演し、日本では山田孝之と長澤まさみの共演でリメイクされた。
■「男と女 人生最良の日々」(2019年)
フランスの名匠クロード・ルルーシュ監督が1966年に手がけ、第19回カンヌ国際映画祭パルムドールとアカデミー外国語映画賞、脚本賞を受賞した名作恋愛映画「男と女」のスタッフ&キャストが再結集した続編。元レーシングドライバーのジャン・ルイは、現在は老人ホームで暮らし、かつての記憶を失いかけている。ジャン・ルイの息子はそんな父のため、父がずっと追い求めている女性アンヌを捜し出すことを決意。その思いを知ったアンヌはジャン・ルイのもとを訪ね、別々の道を歩んできた2人はついに再会を果たす。
前作の主演アヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャンが同じ役柄を演じ、53年後の2人の物語を過去の映像を散りばめつつ描いた。
(映画.com速報)
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