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Sunday, December 20, 2020

ゲーム中のエイムが超正確になる指マウスコントローラー。これは発明だ! - ギズモード・ジャパン

使いこなせたら、めっちゃ強くなるかも。

世の中には永遠に結論の出ない議論がありまして。「コンソールとPC、ゲームシステムとして優れているのはどっち?」というのも、その1つでしょう。ファミコン時代から受け継がれたコントローラーのグリップ感はゲーマーのDNAに刻み込まれていますが、エイムの精度という観点では、キーボードとマウスを駆使するPCが有利であることは否定できないでしょう。

でも、もしもコンピューターのマウスとゲームパッドのいいとこどりしたコントローラーがあれば…という長年の夢が叶うかもしれません! つまり、マウスをゲームパッドに移植しちゃえばいいんです。

感圧タッチトラックパッドつきコントローラーをDIY

もちろん、コントローラーを使って勝ちまくる名プレイヤーもいますが、『コール・オブ・デューティ』のような、いわゆるファースト・パーソン・シューティングゲーム(FPS)などでは、アナログスティックだと移動や動きが制限されてしまい、ターゲットを瞬間的にバシッとエイムする際の正確性がどうしても劣ってしまいます。

そんなゲーマーの声を受け、過去にはゲーム配信サービスSteamを運営するValveが画期的なコントローラーをリリースしています。同社がSteam Boxコンソールとともに世に送り出したのが、革新的な「Steamコントローラー」。これは十字キーとアナログスティックがバイブ機能つきの感圧タッチトラックパッドになっており、同社いわく「マウスやキーボードと同程度の精度を実現」する、夢のコントローラー。

かなりイノベーティブな意欲作でしたが、大ヒットには至らず(操作性に違和感をおぼえる人も多かったみたい)、2019年後半には販売終了に。そんな同商品の無念を受け継いだのが、YouTubeチャンネルTech Yesterdayの皆さんです。彼らは自らの手で、「マウスとキーボードの使いやすさを、デスクなしで」というSteam風コントローラーをDIYしちゃったのです!

Video: Tech Yesterday/YouTube

その名も、“The Mouse Controller V2”。もとは、標準的な有線Xbox 360ゲームパッドとして誕生したものの、大改造を経た現在残っているのは左アナログスティックだけ。アクションボタンはすべてメカニカルキーボードスイッチに置き換えられ、右側のアナログスティックがあった場所には4 x4インチの小型マウスパッドが鎮座しています。機能としては、右のアナログスティックが光学式マウスに代わった、という感じ。細かくいうと、大きめのゲーミングマウスから受光部だけを抜き取り、それを親指に巻いて操作します。

ただ作ったわけじゃない

おふざけに見えるかもしれませんが、実はこれ一朝一夕で生まれたアイテムじゃないんです。今回お披露目されたマウスコントローラーは試作第2弾で、10月にはじめて公開された光学式マウスコントローラーのアップデート版。理想に近づけるべく、数週間かけて機能に磨きをかけています。ただ、見た目はまだちょっとイマイチ…ですよね。製作者側も、フランケンシュタインのような外観、そして機能面をさらにレベルアップしたバージョン3を近日中に製作すると約束しています。

このアイテム、はたしてゲーマーの心をつかめるのでしょうか? 少しでも勝利に近づくためならお金を惜しまない、というプレイヤーも少なくありません。光学式マウスつきゲームパッドのコンセプト自体は、かなり将来有望。ただ、今のままでは少々デリケートすぎてちょっと熱くなったゲーマーがガシガシやったら、耐えられない感じです。

しかし、製作者チームは今回搭載された機能(ゲームパッド上で動作する小型光学式マウス)に関する特許を申請中ですから、いつの日かただの精巧なDIYの枠を超えて一大発明として日の目を見る日が来るかもしれません…!

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