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Thursday, May 14, 2020

「一歩前進」「本当の闘いはこれから」喜びと不安 休業要請段階的解除決定の大阪 - 毎日新聞 - 毎日新聞

「大阪モデル」の基準が7日連続で達成され、緑色の旗を掲げるたこ焼き店「たこ家道頓堀くくる本店」=大阪市中央区道頓堀1で2020年5月14日午後6時13分、鶴見泰寿撮影

 新型コロナウイルス対策に伴う大阪府の休業要請について、解除判断を巡る独自基準「大阪モデル」が定める条件を7日連続で満たし、府は14日夜に要請を段階的に解除すると決めた。飲食店については、午後8時の閉店時間が2時間延長される。ただ、感染拡大を防ごうと、やむなく休業に協力してきた店舗も多い。こうした経営者らは「一歩前進」と喜ぶ一方、「客足はすぐには戻らない。本当の闘いはこれからだ」と不安を隠せない。

 大阪・東梅田にある和食店「MANIACOS」(大阪市北区)は、ウイルスの脅威が懸念され始めた3月17日にオープンしたばかり。開店準備に多額の資金を投じたこともあり、店を開けるしかなかった。新鮮な野菜を使ったコース料理が評判を集め、当初は順調な滑り出しだった。

休業要請の解除について語る「MANIACOS」オーナーの安倉久美子さん(左)と料理長の青木紀子さん=大阪市北区で2020年5月14日、加古信志撮影

 しかし、緊急事態宣言の発令(4月7日)を受け、府はその1週間後に休業を要請。店は、要請前の9日から店内営業を中止し、弁当などのテークアウトやデリバリーでしのいできた。料理長の青木紀子さん(36)が作った弁当を、オーナーの安倉久美子さん(38)が車で配達する日々が続いた。店は15日に再開予定。売り上げは激減したが、「お客さんとのつながりを感じた」と安倉さん。「1年越しの勝負になるが、コロナには負けたくない」と力を込めた。

警戒信号が緑色に変わり、オンライン「飲み会」で従業員と喜ぶ「大阪屋」を運営する梅豊食堂の長瀬雄一郎社長(奥)ら=大阪市大正区で2020年5月14日午後6時3分、藤井達也撮影

 JR大阪駅高架下の新梅田食道街にある立ち飲み店「大阪屋」は14日夕、スタッフが大阪市内の運営会社に集まり、常連客と画像共有アプリを使ったオンラインの「飲み会」を開催。府の独自基準の達成を受け、「目標達成おめでとう」と喜んだ。店は宣言翌日から営業を自粛。休業を伝える店頭の張り紙には、常連客らの激励の言葉が多数寄せられた。

 府の決定を受け、店は18日以降に営業を再開する予定で、運営会社の長瀬雄一郎社長は「スタッフがフェースガードを着用するなど感染防止に注意しながら、常連さんたちとともに経済を少しでも回していきたい」と話した。

 一方、大阪・ミナミの戎橋近くにあるたこ焼き店「たこ家道頓堀くくる本店」は、基準が達成された日数と同じ数の旗を店に掲げてきた。7日連続での達成となった14日は、緑色の旗が並んだ。本店を含む大阪市内の3店は、16日から営業時間を短縮した上で再開する。本店の店長、田中辰也さん(31)は「営業が再開できるのは一安心だが、衛生面にはこれまで以上に気をつけたい」と気を引き締めた。【田中謙吉、隈元悠太、鶴見泰寿】

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May 14, 2020 at 05:46AM
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