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Wednesday, March 18, 2020

「佐川さん、どうか改ざんの経緯を。本当のことを」森友問題、自殺職員の妻が提訴で訴え - BLOGOS


 森友学園への土地売却をめぐる文書が財務省で改ざんされた問題で、自殺した近畿財務局の男性職員の遺族が国と当時の佐川理財局長を提訴した。

【映像】“森友”遺族が提訴

 18日に会見を開いた原告代理人の弁護士は冒頭、「夫が亡くなって2年経ちました。あのときどうやったら助けることができたのか。いくら考えても、私には助ける方法が見つかっていません。心のつかえが取れないままで夫が死を決意した本当のところを知りたいと思っています。夫が死を選ぶ原因となった改ざんは誰が何のためにやったのか。改ざんをする原因となった土地の売り払いはどうやって行われたか。真実を知りたい」と遺族のメッセージを読み上げた。

 さらに「今でも近畿財務局の中には、話す機会を奪われ、苦しんでいる人がいます。本当のことを話せる環境を財務省と近畿財務局には作っていただき、この裁判ですべてを明らかにして欲しい」と続けた。

 そのうえで「まずは佐川さんが話さなければならない。今でも夫のように苦しんでいる人を助けるためにも、佐川さん、どうか改ざんの経緯を。本当のことを話してください」と遺族が提訴をするに至った経緯、思いなどを読み上げた。

 原告代理人の弁護士は訴状について、被告は国と当時の佐川理財局長の二者であること。国に対しては1億712万8017円、佐川氏に対しては550万円の請求を立てていることを説明。

 また訴訟の目的については大きく分けて3つあり、一つは職員が自殺に至った原因と経緯を明らかにすること。二つ目は上層部の忖度と保身という判断に基づいて苦しむのは現場の末端の職員。現場の職員が二度とこういったことで自殺をしないようにすること。自殺した職員には、自身で事の顛末を説明したいという遺志があった。その遺志を継ぐことが三つ目の目的だ、などと話した。

 遺族の提訴を受けて財務省は「近畿財務局において、平成30年3月に職員の方がお亡くなりになったことは、誠に残念なことであると考えており、深く哀悼の意を表したい。なお、お尋ねの訴訟については、現時点において訴状が接到しておらず、内容を確認していないことから、コメンコメントは差し控えたい」と表明している。(ANNニュース)

【映像】“森友”遺族が提訴

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