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Monday, March 23, 2020

日本とは大違い…フランス大統領がコロナ対応で「国民に直接語った」ワケ - 現代ビジネス

突然の一斉休校「要請」、短時間で打ち切られる会見…日本は新型コロナウイルス対策に際して、国のトップが国民に明確な説明を行っているようには見えない。一方フランスでは、危機が迫る中、マクロン大統領がテレビ演説で方針を語り、3000万を超える国民がリアルタイムで耳を傾けた。日本とかくも異なる、フランスの国家元首の説明責任とその伝統を追った。

視聴率86.6%の政府公式番組

3月16日、20時のフランス。番組途中で突然、テレビの画面がパッと切り替わった。国歌「ラ・マルセイエーズ」のオープニングとともに、大統領府エリゼ宮の正面が映し出される。「共和国大統領の宣言」の文字に続いて再び画面が切り替わると、エマニュエル・マクロン大統領が大写しで登場した。画面には他に誰もいない。間もなく、演説が始まった。

「フランス国民、私の親愛なる同胞の皆さん」

世界を激震させる新型コロナウイルスの脅威に対して、フランスはどう対処するのか。大統領がカメラ目線で話す。視聴者の一人一人に直接語りかけるように。

重要なのは、感染拡大の速度を可能な限り遅くすること。その1点をまず冒頭で強調し、「今我々がすべきこと」は「動かないこと」であると話を進める。続けて、そのために政府が取る対策を述べる。罰則付きの外出制限令、全国統一市町村首長選挙の延期、中小企業支援のための家賃・光熱費・各種税金徴収の一時停止、軍による臨時医療施設の建設、対策新法の特別国会審議……感染拡大と経済破綻を食い止めるための施策を、よどみない口調で次々と打ち出していく。

折々「私たちは戦争状態にある」の一節で、差し迫る危機感を挟み込んだ。そのまま目線を外すことなく約20分間を語り尽くすと、「共和国万歳、フランス万歳!」の定型句で、大統領は演説を終えた。

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March 23, 2020 at 02:20PM
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