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Sunday, July 18, 2021

菅首相の特殊部隊視察の本当の意味 | | 小川和久 - 毎日新聞

 マスコミでもほとんど話題にもならなかったが、6月29日の菅義偉首相の動静のうちの1時間11分間に世界の情報関係者の目が注がれた。毎日新聞の「首相日々」には「午後5時15分 陸上自衛隊ヘリコプターで千葉県の陸自習志野演習場。視察。同6時26分 陸自ヘリで官邸屋上ヘリポート」と報じられているにすぎないが、きわめて重要な意味を持つ日程だった。

狙いは抑止効果

 習志野駐屯地は、陸上自衛隊の精鋭部隊・第1空挺(くうてい)団の拠点として有名だが、この駐屯地の中に部隊名を表示していない部隊があることは知られていない。2004年3月、米国陸軍のグリーンベレーやデルタフォースのような特殊部隊を目指して設立された陸上自衛隊で唯一の特殊部隊・特殊作戦群(以下、特戦群)だ。菅首相はこの部隊を駆け足で視察した。

 首相の視察の目的は、目前に迫る東京オリンピック・パラリンピックに向けて、特殊部隊の状況を把握し、部隊を督励したとされているが、それだけではない。

 最大の目的が、首相の特殊部隊訪問を世界の情報関係者やテロリストに見せつけることで、抑止効果を狙うところにあったことはいうまでもない。加藤勝信官房長官は「部隊の特性上、差し控える」として視察の詳細を明らかにしなかったが、実戦に即した訓練の一端が披露されたものとみられる。

本来はトップの手足

 ひとくちに特殊部隊といっても、…

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